2008年2月26日火曜日

日本と各国の違いから学べること (ペルー)

  • ペルーでは町中やビーチで非常に多くの子供を見かけました。

  メキシコやペルーでは、未だに男尊女卑が根強く残っています。なので社会での役割は、男性は家の外で仕事をし、金を稼ぎ、女性は家で家事と子供の世話が当たり前と多くの人々は思っているようです。去年の留学先の大学、モンテレー工科大学で僕の友達が履修していた授業の一つで、ある時先生が生徒に、家で料理、食器洗いや洗濯をする男性についてどういった印象を持っているか尋ねたことがあります。(生徒はその子以外ほぼ全員メキシコ人でした)女子学生は「そのような旦那さんが欲しい」と大賛成していたのですが、男子学生は「なんでそんなことせあなかんねん!それは女の仕事やろ!」とブーイングだったとのことです。

  一見男尊女卑は男女差別であり、あってはならないことのように思われます。僕も差別はこの世にあってはならないことだと思います。しかし、これを差別とは考えず、役割分担と考えてみましょう。より体力のある男性が社会へ出、家族のために給料を稼ぐ。一方子供の事を一番に分かる女性が家で、子供にきちんとした躾(しつけ)や健康面の管理をする。それを実行しているペルーやメキシコでは、子供の数が多い。(メキシコでは最近少子化が問題視されるようになってきていますが、その問題の危機性は日本に比べれば軽いものです) それに引き替え日本では、近年の経済成長、そして社会での男女差別撤廃の動きにより、女性が家庭よりも仕事を重視することが増えてきています。その結果子供を産まなくようになり、医療科学の発達も後押しし、少子高齢化が進んでいます。

  女性にも男性と同じ労働や他のものに関しても機会を与えることは重要であり、人権を考えればそれは当たり前のことなのです。しかし、仕事をし給料を稼ぐのを重要視しすぎ、自国の将来を考えない人は、自分を今まで育ててくれた自国を潰していることになるのです。

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