今朝起きたら雨の降る音が聞こえたので、毎朝はだいたい7時に出発するのですが、今日は40分遅れて出ました。しかし雨は止むどころか激しさを増したため、26番金剛頂寺の山を登り下りした際は本当に苦しい思いをしました。その山を下った後は雨が止んだため、予定の目的地まで非常にスムーズに進むことができました。
今日泊まっている民宿の先客に一人米国在住のオランダ人女性のお遍路さんがおり、民宿の奥さんと意思の疎通がうまくとれていなかったため私がずっと仲介役をしていると、奥さんがすごく気を使ってくださり、豪華な夕食と朝食をお接待してくださいました。ありがとうございます。
しかし修行の土佐とはよく言ったものだなと今日実感しました。(お四国は一巡を人生の過程とみなし、発心の阿波、修行の土佐、菩提の伊予、涅槃の讃岐と分けられています。)徳島はお四国を回ろうという気合いで制覇できるのですが、高知はそうはいきませんね。慣れのせいか、歩き始めの勢いは少なくなってくるし、お寺とお寺の間隔がかなり広い場所が多いので(1日歩いても着かないお寺が4箇所あり、36番から37番まで58.5km、37番から38番までは80.4km、38番から39番までも最短ルートで50.8kmあります)体力以外に気力も持続しないと、これは続けられないなと感じます。このような点から、土佐は本当に修行には最適な土地だなと思いました。人生において、何事も持続させるのが一番難しいのかもしれませんね。しかし本物の何かを得ようと思う時には、持続する努力が必要なのですね。それを土佐の地は分からせてくれます。
今日の総歩数は37,777歩、距離は28.32kmでした。
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