この冬休み(1か月間)に、南米の様々な国(アルゼンチン、チリ、ペルー、ウルグアイ)へ行ってきました。僕が留学や海外旅行が好きな理由が、日本とその訪れた国の違いをはっきりと見たり感じたりできることです。そして今回もはやり、多くの日本との違いを各国で見つけることができました。そしてその違いから、僕は日本人が忘れかけている大切な事を学ぶことができると思います。
今までにおとずれた国(アメリカ、メキシコ、キューバ、エクアドル)を含め、日本との違いと、そこから何を学べるかを毎ブログ1カ国ずつ紹介していきたいと思います。(なお、これから僕が紹介する例は、僕が実際に体験したことに基づき、それがその国全体の文化や習慣ではない可能性があることをあらかじめ了承しておいてください。)
初回は、僕が高校3年生の夏から約1年間留学していたアメリカ合衆国についてです。
・ 僕のホームステイ先は、ボランティアで学生を受け入れています。ですから、その家庭が僕を受け入れる事によって、お金はいっさい受け取りません。食事、水道、ガス代はすべてその家族持ちで、高校で食べる昼食代もその家庭の両親が僕に毎月決まったお金を与えてくれていました。
・ 高校ではKey Clubという、年間を通してボランティア活動を行うクラブがあります。そこでは生徒が集まって、いつどういった活動ができるかを考え、それを実行します。
・ 教会の活動でもボランティアが盛んに行われ、僕はテネシー州の貧しい地域に教会関係者と訪れ、そこの家などの修復作業を手伝ったり、クリスマスに、昔はその教会に通っていたが、健康上の都合により通えなくなった人の家や、病院、老人ホームへ訪れ、色々な会話をしたり、クリスマスソングを皆で一緒に歌ったりしました。
「アメリカではボランティア活動が人々の生活の一部になっていると感じました。日本ではアメリカ程気軽にボランティア活動に参加できる機会が少ないように思います。もちろんボランティアが人生の全てではありませんし、ボランティア活動をする人だけが善のある人間たということも決してありません。しかし日本人の中には、ボランティア活動に関わりたいのに、出会う機会が少ないが故に、結局それを実際に行動に移せないという人が多くいると思います。(実際に僕の友達の中にもそういう人がいます)ボランティア活動をしたければなぜしない、と思う人もいるかも知れませんが、ボランティア活動を一から組織し始める事は本当に時間と労力を費やします。そして、学業や仕事で忙しいが、少しでもボランティア活動に関わり自分が出来る事を精一杯したいと思う人には、日本ではなかなか簡単にそれを行うことはできないのです。出来たとしても、その活動を見つける機会がアメリカに比べ、断然少ないのです。ボランティア活動の普及が、日本の社会全体が、より人々の希望に応える事ができる方法の一つではないのかなと思います。」
「また、ボランティア活動を通して、非常に素晴らしい経験ができます。これは教会の行事で、クリスマスに病院に訪れた時の話です。僕たちはその日の最後に、一人の老人を訪ねました。その人はもう90歳近く、耳は少しは聞こえるがしゃべることができず、体も動かすことができない状態になっていました。僕はその時18歳で、そういう健康状態の人間と対面するのは初めての経験だったので、初めは少し戸惑っていたのをよく覚えています。そして僕たちがその老人の娘さんと会話をし、その後クリスマスソングを歌い出すと、3曲目位から左手を少しだけ動かして一緒にリズムを取り始めてくれたのです。耳は少ししか聞こえず、全く体を動かす事ができなかった人が、僕らの歌で元気を取り戻してくれたのです。その瞬間その老人の娘さんは泣き出し、僕らも皆感動し、泣きながら、でも楽しく歌を歌えたのを覚えています。これはボランティア活動を通してしか感じることのできない、人間対人間の素晴らしい経験だったと思います。もし僕が中学校の先生になったら、僕のボランティア活動の経験を少しでも自分の生徒に伝え、もし数人の生徒がそれに興味を持ったら、少しでも協力して、生徒がボランティア活動に参加できる環境を作ってやりたいと思います。」
・ アメリカの高校ではスポーツクラブが年間3つのシーズンに分かれており、僕は夏はサッカー、冬は水泳、春はテニス部に所属しました。そして文化部も併行して所属することが許されており、僕はKey ClubとModel UN-clubに所属していました。
「僕は今まで文化部には一度も入部したことがありませんでした。そして水泳部もテニス部も経験がありませんでした。しかしアメリカの高校で、一気に4つの新しいものに挑戦することができました。日本の学生は、大抵は中学校や高校の3年間、1つの部活を全うすることに意義があると感じます。それは確かにそうです。一つの事を毎日、3年間やり遂げるということは決して簡単なことではなく、そこから我慢をする強さと達成する喜びを学びます。しかしそこから自分の他の、自分ではまだ知らない可能性を見つけ出すことはなかなか難しいと思います。その点アメリカの高校では、色々なスポーツや文化部を体験することができ、自分には何が一番合うのか、自分は何が得意で何が苦手か、また様々な世界を知ることができます。僕は高校は3年間サッカー部に所属していましたが、今メキシコでは、サッカー以外にテニスも大学でレッスンを受けています。アメリカで僕は、一度に様々な運動や活動をする楽しさを学ぶことができました。その結果、日本に帰ってからは、バドミントン、ゴルフやゲートボール等、今まで全く体験したことがなかったスポーツにも挑戦し、そこで様々な人や、様々な考えを知ることができました。」
今までにおとずれた国(アメリカ、メキシコ、キューバ、エクアドル)を含め、日本との違いと、そこから何を学べるかを毎ブログ1カ国ずつ紹介していきたいと思います。(なお、これから僕が紹介する例は、僕が実際に体験したことに基づき、それがその国全体の文化や習慣ではない可能性があることをあらかじめ了承しておいてください。)
初回は、僕が高校3年生の夏から約1年間留学していたアメリカ合衆国についてです。
・ 僕のホームステイ先は、ボランティアで学生を受け入れています。ですから、その家庭が僕を受け入れる事によって、お金はいっさい受け取りません。食事、水道、ガス代はすべてその家族持ちで、高校で食べる昼食代もその家庭の両親が僕に毎月決まったお金を与えてくれていました。
・ 高校ではKey Clubという、年間を通してボランティア活動を行うクラブがあります。そこでは生徒が集まって、いつどういった活動ができるかを考え、それを実行します。
・ 教会の活動でもボランティアが盛んに行われ、僕はテネシー州の貧しい地域に教会関係者と訪れ、そこの家などの修復作業を手伝ったり、クリスマスに、昔はその教会に通っていたが、健康上の都合により通えなくなった人の家や、病院、老人ホームへ訪れ、色々な会話をしたり、クリスマスソングを皆で一緒に歌ったりしました。
「アメリカではボランティア活動が人々の生活の一部になっていると感じました。日本ではアメリカ程気軽にボランティア活動に参加できる機会が少ないように思います。もちろんボランティアが人生の全てではありませんし、ボランティア活動をする人だけが善のある人間たということも決してありません。しかし日本人の中には、ボランティア活動に関わりたいのに、出会う機会が少ないが故に、結局それを実際に行動に移せないという人が多くいると思います。(実際に僕の友達の中にもそういう人がいます)ボランティア活動をしたければなぜしない、と思う人もいるかも知れませんが、ボランティア活動を一から組織し始める事は本当に時間と労力を費やします。そして、学業や仕事で忙しいが、少しでもボランティア活動に関わり自分が出来る事を精一杯したいと思う人には、日本ではなかなか簡単にそれを行うことはできないのです。出来たとしても、その活動を見つける機会がアメリカに比べ、断然少ないのです。ボランティア活動の普及が、日本の社会全体が、より人々の希望に応える事ができる方法の一つではないのかなと思います。」
「また、ボランティア活動を通して、非常に素晴らしい経験ができます。これは教会の行事で、クリスマスに病院に訪れた時の話です。僕たちはその日の最後に、一人の老人を訪ねました。その人はもう90歳近く、耳は少しは聞こえるがしゃべることができず、体も動かすことができない状態になっていました。僕はその時18歳で、そういう健康状態の人間と対面するのは初めての経験だったので、初めは少し戸惑っていたのをよく覚えています。そして僕たちがその老人の娘さんと会話をし、その後クリスマスソングを歌い出すと、3曲目位から左手を少しだけ動かして一緒にリズムを取り始めてくれたのです。耳は少ししか聞こえず、全く体を動かす事ができなかった人が、僕らの歌で元気を取り戻してくれたのです。その瞬間その老人の娘さんは泣き出し、僕らも皆感動し、泣きながら、でも楽しく歌を歌えたのを覚えています。これはボランティア活動を通してしか感じることのできない、人間対人間の素晴らしい経験だったと思います。もし僕が中学校の先生になったら、僕のボランティア活動の経験を少しでも自分の生徒に伝え、もし数人の生徒がそれに興味を持ったら、少しでも協力して、生徒がボランティア活動に参加できる環境を作ってやりたいと思います。」
・ アメリカの高校ではスポーツクラブが年間3つのシーズンに分かれており、僕は夏はサッカー、冬は水泳、春はテニス部に所属しました。そして文化部も併行して所属することが許されており、僕はKey ClubとModel UN-clubに所属していました。
「僕は今まで文化部には一度も入部したことがありませんでした。そして水泳部もテニス部も経験がありませんでした。しかしアメリカの高校で、一気に4つの新しいものに挑戦することができました。日本の学生は、大抵は中学校や高校の3年間、1つの部活を全うすることに意義があると感じます。それは確かにそうです。一つの事を毎日、3年間やり遂げるということは決して簡単なことではなく、そこから我慢をする強さと達成する喜びを学びます。しかしそこから自分の他の、自分ではまだ知らない可能性を見つけ出すことはなかなか難しいと思います。その点アメリカの高校では、色々なスポーツや文化部を体験することができ、自分には何が一番合うのか、自分は何が得意で何が苦手か、また様々な世界を知ることができます。僕は高校は3年間サッカー部に所属していましたが、今メキシコでは、サッカー以外にテニスも大学でレッスンを受けています。アメリカで僕は、一度に様々な運動や活動をする楽しさを学ぶことができました。その結果、日本に帰ってからは、バドミントン、ゴルフやゲートボール等、今まで全く体験したことがなかったスポーツにも挑戦し、そこで様々な人や、様々な考えを知ることができました。」
(ちなみに、上にある写真は僕がアメリカ留学時代に通っていた高校です。)
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