2007年10月4日木曜日

具志堅 用高


 世界王座を13度防衛し、今もその回数は日本記録に残る、伝説のアフロヘアーと口ひげのライトフライ級ボクサー、具志堅 用高。そのアフロヘアーに蝿が止まり、その蝿がアフロから抜け出せなくなり死んでしまったという伝説も持つ具志堅 用高。

 彼は14度目の世界王座防衛戦で敗れた相手の母国メキシコに、女性服のチェーン店を出していたのか!?


 僕は犬が大好きです。昔僕の家族は1匹の犬を飼っていました。本当に可愛くて、いつも妹のようにかわいがり、一緒に遊んでいました。しかし僕がアメリカに留学中に天国に旅立ってしまいました。アメリカのお母さん、現地の数学の先生と一緒に泣いたのを今でもはっきりと覚えています。

 先日、メキシコ人の友達の家であった誕生日会に招待されました。その友達はベラクルス出身なのですが、ベラクルスという街はメキシコの南東に位置し、海沿いにのびる縦長い州です。そこでもチワワ(メキシコ原産)を2匹飼っており、朝起きては犬と戯れていました。大きい方が1歳4ヶ月、小さい方は6ヶ月で、やんちゃで活発でした。しかし、チワワはなぜここまで目と顔のバランスが悪いのでしょうか。そこが時には不細工に見え、でもかわいくもあるのです。不思議な犬です。

 それ程の犬大好き人間の僕でも、犬が少し嫌いになった時があります。1週間程前、その日は昼テニスの練習があり、夕方はフットサルの試合があり、夜は8時からサッカーの試合、その後友達とクラブにという、非常に多忙な日でした。そして22時過ぎ、僕がサッカーの試合から一旦家に帰っているとき、数匹の野良犬と遭遇しました。「あぁ~~~、犬かわいいなぁ~~~。また飼いたいなぁ~~~。この子らも家で飼われたら人にめっちゃなつくんやろなぁ~~~。」などと考え犬と目が合った瞬間







 追いかけてきました。全速力で、しかも尋常ではない吠え方で。何もしていない僕でも、あれだけ吠えられれば、何か彼らに対して悪いことをしたのかと真剣に考えてしまう程でした。僕はその日の疲労があったにもかかわらず、全速力で逃げました。走っている最中「これ噛まれたら狂犬病なるでなぁ~」「一瞬止まって、顔おもっきり蹴ろかなぁ」等、必死な中にも冷静間がありました。しかし犬は3匹で追いかけてきたので、たとえ1匹を倒せても、他の犬に噛まれれば「狂犬病」というのが頭にあり、とりあえず思いっきり走りました。そして、勝ちました。野良犬との追いかけっこに勝利しました。この時初めて、サッカーをしていて良かったと思いました。これでたとえ、狩猟用の犬に追いかけられても、僕は狩られることはないなと喜びました。

 しかしその疲労はすさまじいもので、その後のクラブでは、グラス2杯の酒で、ダウンでした。


 犬には勝てても、酒には惨敗でした。