2007年11月26日月曜日

え・・・・・チ、チキン!?


 うそや~~~~~~ん!!どこのお土産??????

今はしんどい時期なので

 今メキシコの大学では、前期の終りに近づき、学生は最終課題に追われる日々を過ごしています。僕の家には今僕を除くと2人の大学生がいるのですが、二人とも今日(日曜日)は一日中部屋にこもっています。僕も彼らと同様、先週は課題をひたすら進める生活で、今週はその課題を終わらせ、発表しなければなりません。そして来週は学期末試験期間が始まります。

 メキシコの学校では、アメリカやヨーロッパの多くの大学とは違い、先生はたくさんの宿題を出します。その理由を先生に聞くと、「メキシコ人は自分で課題を見つけ、勉強しようとしないから。」だそうです。なので、メキシコの大学のいくつかが依然、教育改革として、教育システムが進んでると言われているスウェーデンのある大学の教育推進システムを導入しました。しかし、「自習」「家庭学習」を基本とするスウェーデンの教育論は、自ら学ぶという習慣がついていないメキシコ人には効果的に働くことはありませんでした。改革とは、上から下へ一方通行に進めるものではなく、上と下が横一線になり、お互いに意見を出し合いながら、そしてお互いの立場を理解しながら進めていくものだと思います。臨教審(臨時教育審議会)や文部科学省は今まで教育改革として、たくさんの改革を実行してきました。しかし、教育現場にいる多くの教師の意見を聞かずに進めた教育改革は、教育現場の混乱を生み、結果的には学力低下や、その他多くの問題を作ってしまいました。(例 ゆとり教育)

 これからの日本の教育改革では、まず上がしっかり現場の意見を聞き、現場の現状に基づき改革を推進する必要があります。学校レベルの改革も、教室レベルの改革も、先生たちの意見、子どもたちの意見を真剣に聞き、それに応える事ができるようなものになるべきです。

 少し話はそれましたが、僕は今学期4つの授業を履修していて、英語の授業では、最終レポート(外国びいきについて)と、日本とメキシコの大学生の生活の違いから学べる事について撮ったビデオのプレゼンテーション、もう一つの英語の授業では、日本の学校の先生に対する保護者や地域の住民の人たちからの「いちゃもん」の研修の最終レポート、教育改革の授業ではその「いちゃもん問題の理由、事例、解決」についてのプレゼンテーションとレポート(約15枚)と、実際に幼稚園へ行き、問題解決を研究する授業では、自分たちが見つけた問題とその解決方法を、教育心理学や様々な理論を踏まえ、レポート(約20枚)とプレゼンテーション。(プレゼンテーションが多い分、試験は英語の一つしかありません!!)



 日本でも、年末で会社や大学は忙しいシーズンです。なので皆さん、ここでこの曲を聴き、少しばかり心を休めてみてください。井上 陽水の「少年時代」です。


http://youtube.com/watch?v=ffTRxd23Nl0&feature=related

2007年11月22日木曜日

これ、一瞬で分かりますか?

 The cheese the rat the cat the dog the man beat saw chased ate was green.

 これを一目で分かった人は、かなり英語のセンスあると思います。少なくとも僕より。簡単に説明しますと、

The cheese was green.

The cheese the rat ate was green.

The cheese the rat the cat chased ate was green.

The cheese the rat the cat the dog saw chased ate was green.The cheese the rat the cat the dog the man beat saw chased ate was green.

となるわけです。ちなみに日本語での意味は、「人に叩かれていた犬が見た猫が追いかけていたネズミが食べたチーズは緑色だった。」です。

2007年11月16日金曜日

ダンゴ虫


 メキシコに来て約1年4か月が経ち、周りで起こる、日本ではなかなか見ることができないことに刺激を覚えない、いわゆる「普通」になってきている中、2年目の留学は、この地に慣れることに努力をするよりは、この地と日本との違いとこの地の特徴をよく考えようと意識しながら過ごしています。

 そして、今日も一つ、今まで普通と思っていた事を発見しました。それは、ダンゴ虫です。日本にも沢山ダンゴ虫はいます。僕も小さい頃はよくダンゴ虫を見つけては、庭に穴を掘り、そこにむやみに集めていました。そして上から土で埋めていたので、もちろんダンゴ虫は死んでしまいます。そして次の日、死んでいるダンゴ虫を見て、またダンゴ虫を集めに行き、同じ行為を繰り返します。しかし小さい頃の僕は、決して、どのようにすればダンゴ虫を殺すことなく集めることができるかということを学ぶことはありませんでした。なぜ僕はその遊び(?)を何度も繰り返していたのかが分かりません。その繰り返し行為を楽しいと思っていた僕は、ある意味天才でしょうか。

 このブログを初めてから、何かと疑問に思うことを見つけては、たとえ小さな事でも調べたくなってしまいます。だから、今回はダンゴ虫の生態について調べようと思い、googleで検索しました。

 いつもはすぐに調べたい事が出るgoogleですが、ダンゴ虫の場合は、「ダンゴ虫」と検索すると、1番目にダンゴ虫の上手な飼い方、そして2番目にダンゴ虫の退治の仕方が載っていました。飼い方の次に除去の仕方ですよ。こんな虫、聞いたことがありません。人々からすごく愛され、人々から毛嫌いされる虫、ダンゴ虫。

 飼い方のページでは、家の作り方、餌が載っています。家の作り方は、土をしき、少し湿らせ、その上に餌にもふとんにもなる落ち葉をしく。餌は落ち葉だけでなく、何でも食べるので、野菜や煮干しをあげてみるとのアドバイスがあります。チーズまで与えてみようとも書かれてあります。ダンゴ虫にチーズですよ。少し愛しすぎではないですか??

 そして次のページでは、駆除方法がたくさん書かれています。カボチャを置いておけばそこに巣を作るから、数日後にかぼちゃごと捨ててしまえば良いというのはまだゴキブリに対する親切心が伺えますが、他にはホームセンターでダンゴ虫専用の駆除剤を購入している人や、その駆除剤の名前を詳しく紹介している人、タバコの吸い殻を置き、ダンゴ虫を徐々にニコチン中毒にさせ、駆除するという方法を教えている人もいます。ダンゴ虫が触れない、でも殺すのは可哀そうと思う心優しき人は、ペットボトルのキャップをかぶせ、仕事帰りの旦那さんを待つという方法をとっているそうです。

 始めは、ダンゴ虫はなぜ丸くなるのか、どのように丸くなるのか、ダンゴ虫の平均寿命などを調べたかったのですが、これだけダンゴ虫に対して好き嫌いがあからさまに表わされているのを知ると、元々持っていた目標が消えてしまっていました。







 ちなみに、大好きなダンゴ虫を結果的に沢山殺していた僕は、一体何者なのでしょうか。

2007年11月15日木曜日

質問です。 I have a question for you guys. Tengo una preguntita.

Hi, guys. How are you doing? I have a really important question now. Usually I write this blog in Japanese and I still will do so for further ones, but for this time I'm going to write it in English, too, in order for you to understand what this content means and for me to receive your answer to this question, which I would like to utilize for my career in the future. So, I ask you guys to make some comments to my doubt. If you don´t feel good to leave your comment here on this blog, you can also send to my e-mail account. Thank you.



Hola, todos. ¿Qué tal? Se me ocurrió una pregunta cuando hablaba a cerca de la motivación para el aprendizaje de segundo idioma (puede ser tercer, cuarto o más). Normalmente escribo ese blog en japonés, pero para esta vez escribo en español también para que puedan entender lo que quiero decir y que yo pueda recibir sus comentarios, los cuales voy a aplicar (por lo menos considerarlos) a través del resto de mi carrera. Si no se siente seguro de dejar sus comentarios aquí en ese blog, también pueden mandármelos a mi correo electrónico. Gracias.



 先日授業で、第二言語学習の動機について話し合いました。そして、僕と10人のメキシコ人との間で、第二言語は、その習得自体が目標であってはならなく、それを将来の目標の道具として使うことを目標に学ぶべきであり、その姿勢で学べば効率が良くなるという意見で一致しました。日本の多くの英語、他の言語の教育者の中にもそのような考えを持ち、中にはそれを書籍としてその考えを普及させようと考えてる人もいます。



 しかし、実際に言語を、子供にどのように、目標ではなく道具として教育すれば良いのかと悩んでいます。僕の場合は、スペイン語を学ぶ始めの動機は、アメリカ留学の時までさかのぼります。僕がアメリカの高校へ留学生として行った時は、親友がメキシコ人でした。彼はもう数年アメリカに住んでいたので、英語を何の問題もなく話していたのですが、彼の両親はほとんど英語が話せませんでした。しかし彼らはよく僕を食事やパーティーに招待してくれ、本当に良くしてくれました。僕はいつも僕の友達を通し、彼の両親にお礼を言っていたのですが、本当に親切にしてくれていたので、いずれか彼らに彼らの母国語でお礼が言いたいと思い、大学ではスペイン語を勉強しようと決心しました。そして大学に入学後は、日本の教育に利用できることを、メキシコの教育の中から学び見つけるために、スペイン語学習に励みました。今はメキシコの教育法や教育の意図を学びながら、スペイン語も更に磨きをかけていっています。



 僕はこのような動機を持っていたので、スペイン語の学習はいつでも楽しく、もっと知りたいという欲望がありましたが、中学校に入学後、初めて必須強化の中に英語が入り、「学ばなければならないもの」として英語を受け止めている生徒に対して、どのように「英語は道具として」という考えを植え付けながら授業を展開していけば良いのでしょうか。



 その考えを植えつける事を重視しなくても学べることはあるのですが、今回のブログは、この質問の一つに限定させていただきます。





Now it's an English version. One day we discussed the motivation for second language aquisition (it can be third or more), and how a teacher should teach students a foreign language in order for students to learn and aquire it better. We have agreed that he/she should teach a language as a tool to achieve students' goals in the future, which we though would motivate them to learn more.

Actually, what motivated me to learn Spanish first can be found when I was in the United States. I went to Wisconsin for one year as a foreign exchange student when I was a high school student. At that time, my best friend was from Mexico, who already had lived there for more than five years, which means he spoke English very well. We always hang out and also he invited me to his house various times. As I've been to his house, I got to know his parents and they also invited me to dinner and party. So, I used to tell them how thankful I was through my friend, who obviously spoke English and Spanish, because his parents hardly spoke English. However, as they treated me as if I were their son, I started to feel like expressing my feeling to them directly in their mother toungue. That is why I decided to learn Spanish in the university.

After I entered the university, I found another motivation for learning Spanish: learn Mexican education and compare it with Japanese to find some benefits that there exist in Mexican but not in Japanese, with which I would be able to know what I should do to make my English class a better one.

As I had enough goals to motivate me in Spanish aquisition, I was always happy and eager to learn Spanish more as well as culrue and history of Spain and Latin America. But how should a teacher guide Japanese middle school students, who start to learn English, which is a obligatory subject, have a idea that "learn English as a tood for the future goal", which we think would motivate them to learn English better and more effectively? Some students like to study English because it's a brand new one that they almost had no idea before, however, there are other students who don't like to learn English because it's a obligation, which restrict their freedom, and because it's new one, which require them to memorize more than other subjects that they used to learn in primary school.


Finalmente escribo en español. A lo mejor ya saben más o menos lo que se trata ese tema si ha leído la versión en inglés, pero de todas formas voy a describirlo para que lo capturen mejor.

En una de mis clases hemos discutido la motivación del aprendizaje de segunda lengua. Pusimos de acuerdo que la mejor motivación que los alumos puden tener para poder aprenderlo con mayor efectividad sería considerar el idioma, que aprenden, como una herramienta para lograr el objetivo del futuro.

De hecho, la motivación que me permitió decidir aprender español en la universidad se remonta hasta cuando era estudiante de preparatoria y fui a Estados Unidos por un año aprovechando el intercambio. En ese tiempo, mi mejor amigo de allá era mexicana que ya había vivido ahí por más que cinco años, es decir, podía manejar inglés sin ningún problema ni error gramatical. Hemos pasado mucho tiempo juntos y, varias veces, me había invitado a su casa. Como he visitado a su casa tantas veces, llegué a conocer a sus padres muy bien y ellos también me han invitado a la cena y la fiesta a veces. Siempre decía "gracias" a ellos a través de la traducción de mi amigo porque casi no hablaban inglés. Por eso quería agradecerles directamente en su idioma materno cuán feliz me sentía convivir con ellos.

La otra motivación que tengo ahora es querer aprender el sistema educativo de México y comparar con el japonés para caputrar lo bueno de México que le falta en la educación en Japón, por lo cual podría mejorar mis clases de inglés en la escuela segundaria japonesa en el futuro.

Como tengo suficiente razones por los cuales aprendo español, siempre estoy feliz y siento querer aprender más. Pero ¿cómo debería un maestro enseñar inglés, que es la materia obligatoria que no era en la primaria, a los chicos de primer grado en la escuela segundaria en Japón? ¿Cómo un maestro puede educar a los alumnos para imponerles la idea de que "aprender inglés considerándolo como una herramienta para lograr su objetivo en el futuro"? A unos alumnos les gusta inglés porque es la materia nueva y sólo les interesa la novedad. Sin embargo, hay otros que odian inglés porque hay muchas cosas que aprender y memorizar más que otras materias que ya habían aprendido anteriormente en la primaria.

2007年11月10日土曜日

日本人大学生とメキシコ人大学生の生活の違い

 今僕はメキシコの大学で、現地の生徒と一緒に英語の授業を履修しています。そしてそのクラスの最終課題として、グループで調べたいテーマを決め、そのテーマに関する10分程のビデオと撮り、その結果自分たちが何を学んだかを発表するといものがあります。そしてそのテーマを僕のグループは、せっかく僕が日本人なのだから、日本とメキシコの違いについて何かを考えようということになりました。



 次に、何の違いについて調べるかということになり、自分たちが一番身近な大学生の生活についての違いついての研究に決定しました。そして僕たちは次の様に、日本とメキシコの大学生の生活をまとめました。(設定は木曜日です)



日本



     授業が終わる

        ↓

    図書館に行って勉強

        ↓

     アルバイトに行く

        ↓

    夜12時に家に帰宅

        ↓

   宿題を終わらせ、夜遅く就寝。





メキシコ



     授業が終わる

        ↓

    図書館に行って勉強

        ↓

 友達の誘いでコーヒーを飲みに行く

        ↓

 そこでその夜、ディスコへの誘いがある

        ↓

宿題があるにも関わらず、ディスコへ行く


 論理的に考えれば、日本人学生の行動が正しいと思われる方が多いかと思います。しかし僕たちは、どちらの行動からも学ぶことがあると考えます。

 メキシコ人には、勉強に対する意欲が足りません。学生は何を優先すべきかという事に気づく必要があります。しかし、友達の誘いは断ることが嫌いです。だから、多くの人と仲良くする術を知っている人が多いように思います。現実、メキシコ人は平均的に、日本人よりも友達や知り合いが多いと思います。そして社会では、勉強の知識よりも人間関係をうまく築く能力が大切かなとも思います。

 例えば、今朝郵便局へ行くためにタクシーに乗りました。そして運転手さん(おっちゃん)から「どこから来たん?」と話しかけられました。日本人なら、話したくないからその質問だけ答えて終わりという場合があると思います。しかしメキシコ人は、そこから長い会話が大抵始まります。僕も色々な人と話をするのが好きなので、話をし、そのタクシーを降りる時におじちゃんは「君と話せてほんまに楽しかったわぁ。また君が乗ってきてくれる日を楽しみにしてるわな。あ、そうそう。記念にこれ持って行って。」と言い、聖母マリアの小さいカードをくれました。宗教を大切に思う人が多いメキシコでは、多くの人が何かしら宗教に関する物を身につけたり、部屋に飾ったりしています。そして、その大切な聖母マリアの小さいカードを僕にくれました。初対面ですよ。しかも僕、カトリックじゃないんですよ。僕がカトリックを信仰しないことを知った上で、その人の大切な物をくれるんですよ。そのカードの価値は、論理的に考えれば、そのおっちゃんが持っていた方が確実に高いことは百も承知なのに。しかし、結果としてそのカードは僕にとってもすごく価値の高い物なのです。だって、そのおっちゃんの優しさをいつでも感じる事ができるからです。

 外国にいて日本を大切に考えていると、より外国の良い文化を学べるのだなと思いました。

ご報告。


 前回の更新(10月4日)から、全く更新できずにいました。別に病気になっていたのではありません。この写真を見てくれればよくお分かりになるでしょう。実は、パソコンが壊れました。そして、すぐに日本の両親に新しいパソコンを送ってもらうよう頼みました。すぐに送ってくれたのですが、さすがそこはメキシコ。きっちり、1週間で届くはずだったのが、結局3週間かかりました。パソコンを待つストレスとパソコン無しでの課題の作業にかなり疲労が溜まっていましたが、ようやく届きました!!!
 パソコンを待っていてしんどそうにしている僕にお母さん(メキシコ)は「大丈夫。絶対着くから。メキシコの公共の仕事は、休みの時間がたくさんあるから、そんなすぐには届かへんねんで。私の時やって、アメリカの家族が物送ってくれた時も、1週間以内のはずが1か月半かかったんやから。心配するだけ損やて。」と言ってくれました。まったくなぐさめになりませんでした。
 そしていざパソコンが届き、メキシコの郵便局の受取のハンコの日付を見てみると、そこには「10月31日」の印が・・・ パソコンはおとつい受け取りました。なんちゅー仕事や。しかし、それでも誰も必死になって怒る人がいないのが、メキシコを住み良い国にしている理由の一つなのでしょう。時間にルーズで、仕事も適当。だから心に余裕があり、様々な文化を持つ人々を心から受け入れ、少しメキシコのスペイン語を話すと「もうお前はメキシコ人やな!!」とすぐに言えるのでしょう。他人の多少のミスに諦めることができ、受け入れることもできるメキシコ人を、僕は少し羨ましく思います。
 しかし、いくらopenなメキシコ人であり、いくら陸上競技ではトランクスをはくとはいえ、日曜日の夕方に下着用のトランクスにダルダルのT-シャツでジョギングをするのはあまりにも衝撃的です。
p.s. 今は学期末で、課題が山積みなのですが、この1か月の間にブログに書きたくなったことがたくさん見つかったので、またちょくちょく更新していきます。あと、写真ばかりを載せているブログにもまた200枚程新しい写真を載せましたので、よければご覧ください。