2009年3月26日木曜日

615kmって・・・

 ふとある日、お四国で歩いた総距離615kmっていったいどれ位のものなのかと思い、地図で調べてみました。すると、自宅の堺市から成田空港まで約605kmということでした。私は自宅から成田まで歩いたのですね。しかし成田へ行く時は、歩くと費用が割高になってしまう上、日数が22~3日かかるので、飛行機で行こうと思います。

 あさって(3月29日)からいよいよ横浜市で一人暮らしが始まります!!

2009年3月21日土曜日

NHKラジオ基礎英語1.2.3のテキストを見てください

 大阪に帰ってきました!!大阪は大都市ですな。まず、建物が高い。車が多い。空気が悪い。当たり前の事ですが、自然の有難味を改めて感じます。そして帰ってきてからは、卓球の練習や、引っ越しの準備、ゴルフの練習と、毎日を忙しく過ごしています。

 ところで私、奥野直也がNHKラジオ基礎英語1.2.3のテキストの、関西外国語大学の宣伝部分に、メキシコ留学に関して登場しています。これはどれも4月号です。なんと1ページ全てに私が載っていますので、本屋に行くことがあれば、立ち読みしてみてください。メキシコ留学体験記が掲載されています。

2009年3月17日火曜日

四国八十八ヶ所二十五日目(3/17)

ついに四国八十八ヶ所のうちの徳島と高知のお寺を全て打ち終え、今日で一先ずお四国巡りは終了となります。24年間、社会に出るために出来る限り自分を磨いてきたつもりです。悔いはありません。しかしこれだけでは私は社会ではまだまだ通用しない、未熟者だということも十分理解しています。次の人生の節目の時にも悔いが残らないよう、日々何事にも全力で取り組みたいと思います。

今日の総歩数46,000歩と距離36.79kmを足すと、今までの総歩数は806,987歩、総距離は615.41kmになりました。

2009年3月16日月曜日

四国八十八ヶ所二十四日目(3/16)

今朝はWBC対キューバ戦を観るために5時に起床し、試合が終わった後9時に出発しました。今日は20km程しか歩かなくて良かったため、景色を楽しみながらゆっくりと、心静かに歩けました。

宿に近づいたところで、お目にかかるのが3度目の方にまた道中で出会いました。その方はお仕事を引退された後某大学院に入学され、お遍路に関する論文を書かれているそうです。いくつになっても何か新しいことに挑戦される方の目の輝きや姿はとても素晴らしく、私にとっても良い刺激となります。これ程会うのも何かの縁だと思い、連絡先を交換していただきました。この他にもある大学で仏教を教えられている方、数々の失敗の末に鶏肉の商売を一代で築き上げられた方、私の友人のお父さんが経営される会社で働かれている甥がおられる方など、本当に多くの方に出会い、様々な話を聞かせていただきました。これぞお遍路の醍醐味ですね。そんな、普段の生活の中では学べないことを数多く発見することができた遍路行も明日で一区切りです。お遍路で出会った方々とは、これからも連絡をとれたらなと思います。同じ苦しさと楽しさを分かち合えたのですから。

明日はいよいよ高知最後のお寺、延光寺です。今日の総歩数は28,582歩、距離は22.86kmでした。

四国八十八ヶ所二十三日目(3/15)

ついに来ました、足摺岬!!四国横断達成です。
今日は最近2日間とは打って変わって雲一つない晴天で、足摺岬は大変美しく、足の痛みを忘れられる程の絶景でした。そして今いる「ペンションサライ」という宿の部屋からも太平洋が一望できます。ここは是非また来たいと思う場所です。

しかし今日、20km歩いた地点で、絶景を眺めても忘れることができない程に脛が傷んできました。これは以前から少し腫れているところで、今日はついに歩くペースが乱れるほどになりました。しかし歩けない位の痛みではないし、歩くのもあと2日なので大丈夫でしょう。道後温泉に浸かれば一気に腫れも治るでしょう。

それはともかく、昨日泊まった宿のご主人に、長距離歩行に関しての素晴らしいアドバイスを頂いたので、それを紹介させていただきます。私は今まで、いつも約15kmを歩いた地点から足(feet)が疲れ、激しい痛みを感じていました。それで歩幅が自然と小さくなり、体力的、精神的共に大きく消耗していました。

ご主人にその話をすると、それは足にぴったりと合った靴を履いていることと、靴ひもをしっかりと結びすぎていることが原因だと言われました。
普段は靴を履いた時にあまり隙間がないのが望ましいのですが、長時間歩くと足はかなり浮腫み、結果足が靴に締め付けられることになるので、長距離歩行の際は0.5~1cm程大きめの靴を選ぶのが良いそうです。

靴紐も同じことで、あまりきつく結ぶと結果的に足を締め付けることになるので、紐は足に近い方から2つか3つの穴に通すのが良いそうです。私も実際にそれを今日実践してみたところ、本当に足が楽でした。これは今後のお遍路さんにも是非試してみてほしいと思います。

今日の総歩数は34,013歩、距離は30.60kmでした。

四国八十八ヶ所二十二日目(3/14)

今日はかの有名な、清流四万十川を渡りました。しかし昨日からの悪天候のため、雨はほとんど降っていなかったのですが暴風だったため、川の水は濁り、景色を楽しむことができませんでした。でも四万十川の代わりに、暴風だったためにいつもは見れないものを見ることができました。

皆さんも風が強く吹く日に山へ行ってみてください。山が動く瞬間を見ることができます。あまりに風が強く山の木々が同時に一定の方向に揺れるため、山が動いているように見えるのです。明日はいよいよ足摺岬に行き、それで四国を横断したことになります。

明日は足摺岬まで約30kmを歩きそこで一泊し、あさっては今いる宿に戻ってきます。そして、しあさっては、また約30km歩き、高知最後のお寺、39番延光寺に向かいます。お四国巡りもあと3日で終わりです。

今日の総歩数は33,533歩、距離は30.17kmでした。

四国八十八ヶ所二十一日目(3/13)

今朝は予定よりも早く目が覚めたため、5時40分に出発しました。早朝だと雨はまだ降らないと予測していましたが、それに反し雨は既に降っていました。雨が降っている中歩くのは、レインコートを着るため体を動かしにくくなるし、体の中は通気性が悪く蒸れるし、足場が悪いので普段以上に足に力が入って疲れやすいし、手や足下は濡れるし、本当に悪いことばかりです。

とりあえず雨があまり強くなる前に予定の宿に到着し、高知の最後のお寺までのプラスを考えてみました。当初予定していた休養日をとることはできませんが、今週はピッチを上げて歩いたので、最終日17日の30km歩行以外は、1日平均24km歩けば良いことになりました。

お四国を歩けるのもあと4日間です。常に感謝を忘れず、39番まで歩いていきます。

今日の総歩数は42,995歩、距離は32.23kmでした。

2009年3月13日金曜日

四国八十八ヶ所 二十日目(3/12)

今朝私は7時に宿を出、37番岩本寺前の宿まで32.07kmを歩いたのですが、なんと13寺45分に着いてしまいました。いつもは毎時4km強で歩いているので、その調子だと8時間かかる計算になりますし、今日は山登りということで、普段よりも遅いペースを予想していました。

しかし実際には急な坂は1kmほどしかなく、あとは緩やかな坂道だったので、これ程の時間短縮になりました。又今日も昨日のような足の疲れ(痛みというべきでしょうか)の再発の予防として、荷物をほとんど今いる宿に送っていたので、それも幸いしました。

これからお遍路巡りをされる方にアドバイスをさせていただきます。12番焼山寺を打たれる前日に、次の宿まで荷物を送っておかれることをお勧めします。焼山寺の山は急な登り坂、下り坂が18kmほど続きます。だからその山に挑まれる際は、身を軽くされるのが賢明だと思います。ご無事での結願をお祈りしております。

明日は昼から雨が強くなるという予報なので、今夜は早く就寝し、翌朝は6時に出発しようと思います。できれば13時頃には歩き終わりたいと思います。

今日の総歩数は40093歩でした。

2009年3月11日水曜日

四国八十八ヶ所 十九日目(3/11)

今日の、35番清滝寺から浦ノ内湾の太平洋側を通り、須崎市街地への道のりは辛いものでした。歩いた距離は37.02kmと昨日ほどではなかったのですが、浦ノ内湾周囲は山道で、海抜50m~120mを登ったり下ったりの道が約20km続き、私の記憶では平坦な道はほとんど無かったように思います。

民宿に着く約18km前から右足が重痛くなり、左足の脛がズキズキと痛んできたため予定よりも到着が30分も遅れました。明日は高知県で最後の激しい山登りが待ち構えていますので、夕方はずっと足のケアに努めていました。とりあえず今晩は早く寝て、明日に備えたいと思います。

今日の総歩数は49,365歩でした。

四国八十八ヶ所 十八日目(3/10)

またまた一つ試練が増えました。今朝両親から電話があり、3月18日に祖母と親戚のお寺さんを連れ、道後温泉に来るということを告げられたので、20日に高知を制覇する予定だったのを、私も温泉へ行けるように強行スケジュールを立て、なんとか17日に終われるよう頑張ろうと思います。

20日に終わる予定であれば、1日30km前後を歩くペースなのですが、強行スケジュールでは毎日約40km歩かなければならないので、正直16日に終われるかどうか分かりません。しかし更なる挑戦というのは、好奇心旺盛の私にとっては、決して悪い気持ちはしないのです。

ということで今日の総歩数は55386歩、距離は41.53kmでした。

ちなみに私は今、土佐市高岡町にいます。今日35番清滝寺を打ち終わりましたので、いよいよあと4つのお寺で高知県が終わりになります。

2009年3月9日月曜日

四国八十八ヶ所 十七日目(3/9)

おマメさん、もうできないでおくれ。

3つ目のマメができました。そのマメは、またまた足の親指に、そうです、一昨日できたマメの下に、またマメができたのです。足の皮膚の分厚さに驚かされます。同じ箇所にマメが2つもできるとは思いませんでした。

押し国を歩いていると「あいさつ」ちう言葉を題材にした、小学生たちが作った俳句をよく道端で見かけます。私が数々見かけたうちの一つを紹介します。

   あいさつは  心をつなぐ  ことばだよ (小3)

押し国では本当に皆様よく挨拶をしてくださいます。今日も地元の男子中学生が頭を下げ「こんにちは」と声をかけてくださいました。挨拶はコミュニケーションの基本です。難波で見ず知らずの人に突然挨拶をするのは少し気が引けますが、自分に何らかの関係のある人や助けを必要としている方には、こちらから積極的に「こんにちは」と笑顔でコミュニケーションをとることが、人と人とをつなぐきっかけとなり、結果的にそれは自らの人生を充実させることができるのだと感じます。

今日の総歩数は44127、距離は33.09kmでした。

四国八十八ヶ所 十六日目(3/8)

今日は特に何もせず、高知の最後のお寺までの計画をたて、予定通りにいけば2日間の休みを含め、3月20日に高知県を制覇でき、その日に大阪に戻ります。そして引越しの準備をし、28日に横浜へ向けて出発します。4月からの社会人生活の事を一日考えていると、今のこのお遍路の旅をありがたく、一歩一歩の意味を噛み締めながら、あと12日間を楽しみ、できる限り自分を磨きたいと思います。

2009年3月8日日曜日

四国八十八ヶ所 十五日目(3/7)

昨晩とまった宿の奥さんが、オランダ人女性の通訳をしてくれた御礼だと、一泊二食つき6000円のところ、1000円にしてくださいました。これは本当に悪いと思い一度は拒みかけたのですが、基本的にお接待は人の親切であるから断るものではないので、ありがたくそのお接待を頂戴しました。有り難うございました。

今朝は6時40分から山を登り、9時に下山、そしてそのあとは、今日はたどり着くことのできない28番大日寺に向けて進みました。

私は今日お遍路のすごさのひとつに気づきました。それは、毎日必ずお大師さんが何らかの試練を与えて下さるということです。この前は足にできたマメでしたし、それが治ったと思いきや、今日は足の親指に別のマメができてしまいました。そのほかに足の小指の爪の中に血豆ができて痛んだり、それらの症状のおかげで足に余計な疲労が溜まり、最後は一歩一歩の幅が極端に小さくなり、重くもなります。時には荷物が負担になり、腕を挙げるのが辛くなるほど肩や背中の筋が痛むのもしょっちゅうです。それら数々の試練に耐えながら何かの目標を達成する能力を、お大師さんは私が社会に出る前に養ってくださっているのです。

今日泊まっている宿の部屋からは太平洋が一望でき素晴らしい光景なので、明日はここで一休みしようと思います。

今日の総歩数は45630、距離は34.22kmでした。

2009年3月6日金曜日

四国八十八ヶ所 十四日目(3/6)

今朝起きたら雨の降る音が聞こえたので、毎朝はだいたい7時に出発するのですが、今日は40分遅れて出ました。しかし雨は止むどころか激しさを増したため、26番金剛頂寺の山を登り下りした際は本当に苦しい思いをしました。その山を下った後は雨が止んだため、予定の目的地まで非常にスムーズに進むことができました。

今日泊まっている民宿の先客に一人米国在住のオランダ人女性のお遍路さんがおり、民宿の奥さんと意思の疎通がうまくとれていなかったため私がずっと仲介役をしていると、奥さんがすごく気を使ってくださり、豪華な夕食と朝食をお接待してくださいました。ありがとうございます。

しかし修行の土佐とはよく言ったものだなと今日実感しました。(お四国は一巡を人生の過程とみなし、発心の阿波、修行の土佐、菩提の伊予、涅槃の讃岐と分けられています。)徳島はお四国を回ろうという気合いで制覇できるのですが、高知はそうはいきませんね。慣れのせいか、歩き始めの勢いは少なくなってくるし、お寺とお寺の間隔がかなり広い場所が多いので(1日歩いても着かないお寺が4箇所あり、36番から37番まで58.5km、37番から38番までは80.4km、38番から39番までも最短ルートで50.8kmあります)体力以外に気力も持続しないと、これは続けられないなと感じます。このような点から、土佐は本当に修行には最適な土地だなと思いました。人生において、何事も持続させるのが一番難しいのかもしれませんね。しかし本物の何かを得ようと思う時には、持続する努力が必要なのですね。それを土佐の地は分からせてくれます。

今日の総歩数は37,777歩、距離は28.32kmでした。

四国八十八ヶ所 十三日目(3/5)

マメさんよ、早く治ってください。



昨日よりは足の裏にこしらえたマメの痛みがましなのですが、今日歩き続けると悪化するのが予想できましたので、本日は13.58kmを歩いた所で民宿に入りました。それでも今日は24番最御崎寺、25番津照寺と2つのお寺をお参りしました。明日は朝方が雨の予報なので、あまり雨脚が強くならないこと、そしてマメの痛みが無くなっていることを願います。



今日の総歩数は16983でした。

2009年3月5日木曜日

四国八十八ヶ所 十二日目(3/4)

今日は高知県に入り、室戸岬まで目と鼻の先の場所まで来ました。

今回は室戸市で出会った素晴らしい若者たちを紹介したいと思います。まずは地元の高校の野球部員たち。彼らが国道55号線をロードワーク中に、全員が私に向かって、声を揃え「こんにちは!!」と元気良く挨拶をしてくださいました。彼らのお遍路さんに対する姿勢と元気に、とても力を与えられました。今日は長距離を歩いたため、35km地点で右足に大きなマメができ、それが激しく傷んだので疲労がぐっと溜まり、歩くペースがかなり下がっていたのですが、彼らの「こんにちは!!」に背中を押されたような気がしました。それほど挨拶というのは人に元気を与えるものなのですね。

そしてその後も歩道を歩いていると、後ろからチリンチリンと音がしました。少し左側に寄ると、小学3年生位の男の子が自転車に乗り「すみません」と頭を下げ走って行きました。「偉い!」彼が通り過ぎてすぐ、ついつい私はそれを声に出していました。なぜならそれは私がいつも心掛けていることだからです。以前にもブログに書いたかもしれませんが、狭い道を歩いていて突然後ろから自転車に乗る人に鈴を鳴らされ、さ~っと過ぎ去られるとあまり気持ち良い思いはしないですよね。ですから私は車や自転車に乗っている時は、クラクションや鈴を鳴らさず「ちょっとごめんなさい」と声をかけるようにしています。その、私がいつも気にかけて行っている行為を、8歳の男の子が習慣のように行うのです。いや~、今日は参りました。

今日の総歩数は56451、距離は45.15kmでした。

2009年3月3日火曜日

四国八十八ヶ所 十一日目(3/3)

自宅を朝8時45分に出、なんばバスターミナル9時50分発の南海バスに乗り込み、徳島駅には12時40分に着きました。前回最後にたどり着いた海部行きの電車が13時半発でしたので、それまでに腹ごしらえを済ませ、海部には16時半頃到着しました。私の出身地でもない海部が我が田舎に感じれるのは、その土地の人々が温かいからでしょうか。

牟岐駅で海部行きの電車に乗り換えるために待っていると、東京出身のご年配の女性が話しかけてきてくださいました。彼女もお遍路さんで、今回が4回目の巡礼だそうです。3度目で番外のお寺も全て回られて、もうそれで最後のお遍路だと考えられたらしいのですが、時間が見つかればなぜかまたお四国に来たいと思われたらしいのです。他のお遍路さんからも、一度回られると、必ずまたお四国に戻ってこられるというのを聞いたことがあります。何がそれほど人々を惹き付けるのでしょうか。十人十色の目標を持ちながら皆さんと同じ道を歩き、他人の頑張りを見れ、人々に受け入れられるのも遍路行の魅力の一つなのでしょう。 彼女にお饅頭とキャラメルのお接待を頂きました。ありがとうございました。

2009年2月28日土曜日

再度お遍路に向けて・・・

 皆さん、お久しぶりです。大阪に帰ってきてから、療養のため、ブログは更新せずにいました。もしかしたらもうこの春休み中にはお四国に戻る事はできないのではないかと考えていたのですが、若さに感謝と申しましょうか、思いのほか順調に怪我が回復したため、今日お医者さんからGoサインが出されました。ですので、来週の火曜日からまたお遍路をスタートします。目標は道後温泉までです。道後温泉で両親と待ち合わせをし、温泉に入って大阪に帰る予定をしております。

 今度は以前のような無理な登山はせず、距離は平坦な道で稼ごうと思っています。そしてリュックが壊れてしまいましたので、りんくうのアウトレットモールで購入してきました。荷物の量も、すでに遍路経験があるため、必要最低限を持って行き、リュックの軽減を測ろうと考えています。

  本当に失敗は成功の素になるのか。これからの2~3週間が楽しみです。

2009年2月15日日曜日

四国八十八ヶ所 十日目(2/15)

これまでこのブログを読んでいただいていた方、私を応援してくださっていた方、とても残念なお知らせがあります。遍路行にドクターストップがかかりました。宿のご主人のご配慮で、近所の接骨院の先生に無料で診てもらうことができたのですが、右アキレス腱はまだしも、左膝はいわゆる疲労骨折の一種で、少し休んだだけでは簡単には治らないし、この旅を続けると膝は悪化するのが予想できるため、今は思いきって大阪に帰り、治療に専念することを勧められました。ということなので、明日大阪に帰ることにしました。四国で自転車を購入して結願、公共交通手段を使いお四国結願、大阪に帰り海外旅行、数週間の中国語短期留学、資格取得など、色々とこの春休みをどのように過ごすかを考えたのですが、一度始めた事を諦めるのは悔しいので、まずは治療に専念し、もし完治後に時間があれば、次の高知県だけでも回りたいと考えています。そして治療中は、今興味がある国際関係の歴史でも調べていこうかなと思っています。

遍路の旅では、途中で大阪に帰らなければならないという辛い経験をしましたが、最後に私は最も大切なことを学びました。それは「失敗」です。私の今までの人生ではあらゆる挑戦や目標を運良く達成してきました。小学6年生で、当時の私では受かるはずのない英検3級合格(マークシート式)、中学生時代卓球個人泉北地区3位、高校時代米国1ヶ年留学選考試験合格、大学でのメキシコ2ヶ年留学選考試験合格、帰国後就職活動期間3週間にして内々定など、今考えても本当に私の人生は上手くいきすぎていました。だからお大師さんはこんな私に、失敗をする経験を就職前にお四国で与えてくれたのだと思います。そしてこれは、失敗から何かを学びなさいというお大師さんからのメッセージだと受けとめ、今後はこの経験を社会に出て生かしていこうと思います。

四国八十八ヶ所 九日目(2/14)

今朝起きると足の痛みが和らいでいたので、高知のすぐ手前の海南町まで行くことにしました。朝23番薬王寺でお参りを済ませ、遂に徳島での巡礼が終わりました。あれ程傷んでいた左膝と右アキレス腱が一晩で、君が悪い位マシになっていました。まるで嵐の前の静けさのようです。

その嵐は約18km歩いた地点で突然やってきました。急に左膝が痛みだすと、それに連れ右アキレス腱にも痛みが伴い、海南町まであと3kmの地点で歩くスピードが急激に落ちてしまいました。

とりあえず明日、若しくは明後日までは休養を取り様子を見ます。お大師さんは私に、就職前に沢山の修行の機会を与えてくれます。弘法大師空海に感謝します。

今日の総歩数は42,802歩、距離は30.81kmでした。

2009年2月14日土曜日

四国八十八ヶ所 八日目(2/13)

今日は私の記憶の中では、人生で一番長く歩きました。
総歩数56490歩、距離40.67kmでした。
朝は6時半から歩き始め、本来は30km地点の宿までと考えていたのですが、その地点の宿が、遍路シーズンオフのため、全て(4件)休業していたおかげで、現在は23番薬王寺から目と花の先の距離にあるビジネスホテルにいます。

これだけ歩くと、人間の身体に驚かされることがあります。初日に29km歩いただけで、筋肉痛として悲鳴をあげていた足のふくらはぎと太ももが、40kmを歩いても殆んど痛みが伴わないのです。筋肉とはかなり柔軟にできていることを実感しました。

しかし勿論長距離を歩くのに弱点もあります。それは関節と筋(腱)です。左膝は未だ回復の兆しがありませんし、先ほど右足のアキレス腱がかなり腫れ上がっているのを見つけました。ですので今は風呂の3分の1に水を張り、そこで足首を冷やしながらこのブログの文章を書き留めています。

明日はとりあえず朝、足の調子を見てから目的地を決めたいと思います。今日は長距離に加えて、昼過ぎから雨風の強い中での行でしたので、かなり上半身に疲れを感じます。また明日は出発する前に、宿に連絡をして営業しているかどうかをきちんと確認しなければなりませんね。

2009年2月12日木曜日

四国八十八ヶ所 七日目(2/12)

今朝は6時半に起き、朝食におにぎりとお味噌汁をお接待していただきました。ありがとうございました。
今日次の寺に行こうかもう1日休もうかを悩んでいたら、宿のご主人が、20番鶴林寺まで行けば私を迎えに来て、翌日また鶴林寺の出口まで連れていってくれると言ってくださったので、お言葉に甘えて次のお寺まで膝の確認にも歩いてみました。ご主人とそのお話をしたのが朝10時半頃でしたので、もう20番以降のお寺を目指すのが不可能ということで、この案を思いついてくださいました。 平坦な道を歩くのはそれほど辛くないのですが、20番21番の山道の登り下りが膝に負担となるので、ゆっくりと登山、下山しました。私が想像したよりも早く鶴林寺にたどり着けたので、明日からまた巡礼に行こうと思います。 帰宿後は昨日と同じく温泉へ行きました。夕食は宿の女将さんがカレーをお接待してくださいました。ありがとうございました。

今日の総歩数は25358歩、距離は16.23kmでした。

2009年2月11日水曜日

四国八十八ヶ所 六日目(2/11)

今日は、朝と昼は宿屋の奥さんがおにぎりをお接待してくださり、夕方は宿の近くの温泉へ行き、和歌山の白浜と同じ源泉のお風呂にゆっくり浸かり、そこにある食堂で夕食を済ませてきました。

今晩はワールドカップ予選対オーストラリア戦を楽しみたいと思います。

〈コメントを残してくれている皆様へ〉
コメントを残してくださり、ありがとうございます。今は私がパソコンで直接ブログを更新していないので、各コメントに対して返事をすることができません。申し訳ありません。しかし常にコメントは確認していますし、皆様の言葉を楽しみに読ませて頂いています。今後とも私のブログをどうぞごひいき下さいますよう、よろしくお願いします。

四国八十八ヶ所 五日目(2/10)

昨晩は宿屋のご夫妻と夜10時過ぎまで話し、今朝は7時に朝食をお願いしていたので、6時半に起き、左膝がそれほど痛くないことを確認してから、久しぶりの手料理をいただきました。

朝食後も奥さんと話しこんでしまい、結局8時の出発になりましたが、今日の目的地19番立江寺には到着しました。18番恩山寺までの道のりで徳島市街地を通ったのですが、久しぶりにマクドナルドやユニクロ、SOGOを見かけ、ついホッとしてしまいました。やはり私は都会の賑やかさに囲まれ満足をしているのでしょう。また、宿を出て3kmほど歩くと再び膝が傷んできたので、通りにあったドラッグストアで湿布とサポーターを購入しました。20番、21番の山登りに向けて、痛いところは早く治しておきたいので、予定外の出費でしたが仕方ありません。明日は建国記念日ということもあり、休養日としましょう。

今日の道中、修行をする理由の1つに気が付きました。それは自分の弱さを知るということです。世間ではあらゆる面で強い人間が重宝されますが、他人に優しい人というのは自分の弱さをきちんと認識されている方ではないでしょうか。だから他人の弱さを理解でき、優しく接することができるのです。私は遍路行という孤独な時に、いつもは自信がある体の一部に不具合ができ、その結果事が思うように進みません。そしてひとりぼっちで自由がきかなくなると、人というのはより寂しく感じるのだということが分かりました。だから私の遍路行の目的の一つに今日、自分の弱さをできるだけ多く見つけることが加わりました。

恩山寺に向かう途中横断歩道で信号を待っていると、近くにあったケーキ屋さんから店員さんがわざわざ外に出てきて、カステラを一つお接待してくださいました。ありがとうございました。また恩山寺のお参り後、参拝者の方がみかんを下さいました。ありがとうございました。そして今日の宿では、着いた時にお茶と和菓子、夜には、素泊まりにもかかわらず、自家製のお餅をお接待してくださいました。ありがとうございました。

今日の総歩数は32981歩、距離は23.74kmでした。

2009年2月9日月曜日

四国八十八ヶ所 四日目(2/9)

今日の朝は昨晩傷んでいた左膝に痛みが残っていなかったので、朝7時半に宿を出ました。しかし5km程歩くと、急にまた左膝が傷んできたのですが、「まぁ今日はとりあえず行けるとこまで行こうか」と楽に考え、次のお寺に向かいました。その後も足の痛みは増してきたのですが、負けん気の強い私は結局本日の目的地である17番井戸寺までたどり着きました。13番の大日寺に向かう途中で、農家のおばあさんが追いかけてきて、ヤクルトを2本下さいました。ありがとうございました。

井戸寺に向かう時にドラッグストアを見つけたので、筋肉痛、関節痛兼用の塗り薬を買い、先ほど早速塗りました。効果があることを期待しています。もしあまり痛みが治まらなければ、明日は現在地から約8km先の徳島市街で1日休みをとろうと思います。20番と21番は、また山登りが待っているので、今のうちに完治しておくべきでしょう。必要であれば2日間休養かな。諦めも勇気です。もちろん先を見据えての諦めですが。明日が楽しみです。膝の痛みが引いているかどうかの楽しみと、久しぶりに多くの人がいる場所に行ける楽しみがあるからです。 今日の総歩数は37857歩、距離は27、25kmでした。

2009年2月8日日曜日

四国八十八ヶ所 三日目(2/8)

今日は早朝から10番切幡寺でお参りした後は11番藤井寺、そして88ヶ所の中で一番の難関と言われる12番焼山寺に向かいました。いや~焼山寺は本当に一番の難所であってほしいです。3つの峠(どれも700mほど)を登り、二度下るこの遍路道は藤井寺のすぐ後ろから始まります。いきなり100m程の階段を登ったり、その後も足場の悪い坂道を登ったり、下ったり・・・今考えてみると焼山寺に着くまでの4時間、ほとんど登っていた印象しかありません。これがまたかなりの急勾配なのです。1つ嬉しかったことと言えば、藤井寺で「健脚5時間、普通6時間、遅足で8時間」と書かれていた焼山寺の遍路道を4時間で歩けたことです。

焼山寺に到着し、少し休憩をとっていると60歳くらいのご夫婦が話しかけてきて下さいました。彼らも区切り打ち(88ヶ所を何度かに分けてまわること)で歩き遍路をしているらしく、藤井寺から焼山寺まで7時間かけて来られたとのことです。素晴らしいですね。私が60歳になった時には、例え8時間かけても焼山寺まで歩いてたどり着く自信がありません。

そのご夫婦が去られてから、私は作法を始め、そしてその後は約7kmの山下り。精神的、体力的には登りよりもかなりマシなのですが、下りは膝にきますね。今も左足が痛みます。明日の朝には治ってくれていることを願います。それにしても今日は本当に疲れました。山登りで何度かくじけそうになったことは初めての経験です。

また今日は1度お接待を受けました。私は曽我部俊雄和尚(金剛流御詠歌を作られた方で、徳島で初めて東京大学に入学された方)の遠い血縁関係にあることを、和尚さんがその昔修行されていた切幡寺の方にお話しすると、切幡寺の記念品をいただきました。ありがとうございました。

今日の総歩数は44604歩、距離は32.11Km(マイ万歩計によると)でした。

2009年2月7日土曜日

四国八十八ヶ所 二日目(2/7)

いよいよ今日から巡礼開始です。お寺は一般的に7時に門を開けるので、6時10分に起床し、6時40分に宿を出ました。初めの霊山寺では予想以上にお寺での作法に時間がかかることに気付き、これでは今日の目標である10番切幡寺までたどり着けるかどうか心配になったのですが、巡礼は早く終わるよりもきちんと1つ1つの作法を行うことが大事なので、とりあえず今日行けるとこまで行こうと気持ちを切り替え再出発しました。

3番金泉寺から4番大日寺の間の遍路道はとても楽しめました。小さな山の中を歩き、竹藪の中を歩き、山の上から町を一望し。これからの遍路行がとても楽しみになりました。しかし5番地蔵寺での作法が終わり次のお寺に向かって歩き出した時、今度においての心配が募ってきました。太ももが傷んできたのです。まあ今晩よくお風呂でマッサージをすれば大丈夫だろうと思い、結局9番法輪寺までお参りすることができました。今日の総歩数は40152歩、距離は28.91Km(マイ万歩計によると)でした。

なお本日は2度お接待をして下さいました。1人目は70歳位のおばあさんで、私が6番目の安楽寺に差し掛かった時、県道を歩いている私を見つけ、チョコレートと缶コーヒーを買い、原付自転車で追いかけてきて下さいました。ありがとうございました。

2人目は、今晩泊まっている旅館「八幡」です。夕食を旅館の食堂でとっていると、店員さんが「明日は何時にお出掛けですか」と尋ねられたので「6時半に出るつもりです」と答えると、すぐにおにぎり2つとみかん2こを包んで、明日のためにお接待して下さいました。ありがとうございました。

お接待をされると、他のお遍路さんもおっしゃられる通り、人間は1人では生きていけないということが分かります。特に1人で巡礼をしている者にとって人の、しかも見ず知らずの他人の優しさを感じると、本当に元気が湧くものです。今後私は大阪へ帰ってから、何も恥じずに人々に声をかけ、少しでも優しさを与えといきたい、そして周りの人々により元気を持ってほしいと思います。

四国八十八ヶ所 一日目(2/6)

高速鳴門に到着すると、野性の勘を利用して、問題無くJR鳴門駅に到着。しかし流石田舎の電車。13時08分の電車の次は、14時40分までないということなので、そこら中歩き回った結果、ほか弁の弁当をバス停の椅子に座り、頂くことにしました。そしてゆっくりとした昼食が終わり時計を見ると、なんと14時25分!それからすぐに急いで駅に戻ったのですが、途中で何かが足りないような…金剛杖(お大師さんの代わりのもの)をバス停に忘れていたのです。一旦バス停に引き返したため、電車に乗ったのは結局15時40分になりました。 1番札所の霊山寺の最寄り駅に着いたのは16時10分で、今日霊山寺にお参りすることは出来たのですが、明日から気持ち新たに巡礼を始めようと思い、今日は納経掛軸、線香、蝋燭、ライターの購入と、納経だけを済ませました。納経所のおばちゃんが線香、蝋燭、ライターをお接待してくださいました。ありがとうございました。

私が納経中、女性と胸元にカメラを下げている男性が納経所に入ってきました。そして私が納経所を出ようとした時、「○○○という雑誌で今お遍路の特集をしていまして、よるしければお話を聞かせて頂けないでしょうか」とその男性が声をかけてきました。そうです、雑誌の取材です。外大で何度か取材や撮影を受けたことはありますが、まさか四国でまで取材を受けることになるとは!!雑誌名をはっきり覚えていないので、きちんと聞いておけば良かったと思っています。もしその雑誌を見つけられた方は是非ご一報ください。

2009年2月5日木曜日

いざ四国へ!

 このブログを更新するのは、かなり久し振りです。と言いますのも、ここ2週間の間に学期末試験がありまして、それに向けてずっと、いつまで経っても慣れない勉学に励んでいたのです。しかし2月3日にそれも終わり、ここ2日間はお遍路の旅に向けて準備をしてきました。



 そしていよいよ、明日お四国に向けて出発します。(お遍路さんが見るのは「四国」ではなく、「お四国」と言われています。)



 四国八十八か所を巡礼中は、出来る限り毎日ブログを更新しようと思っていますので、お暇がある方は「しゃーない、ちょっと暇つぶしにでも読んだろか」というような気持ちで私のブログを覗いてみてください。

2009年1月11日日曜日

TSP杯争奪大会・高石市臨海スポーツセンター

 今日は高石市で卓球の大会があり、私は知り合いの方のお誘いを受け、団体戦に出場しました。実力の無さに練習不足が重なり、予選リーグは最下位という結果になりました。個人的には、シングルスは2戦2勝、ダブルスは4戦4敗でした。ダブルスをもっと練習しなくては。シングルスだと相手のドライブの上がり目すぐを打ち返せるので、それ程ブロックがオーバーにはならないのですが、どうもドライブのブロックを少し待ったり、打点の落ち際を打ち返すと、オーバーになりやすいのです。


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 うわ、卓球オタクやん、って思いましたか?

 それはそうと、今日の試合でまた一つ学んだことがあります。

 隣の台で試合をしていたある選手が、試合が劣性に進んでいるにも関わらず、笑顔を絶やさないのです。もちろんラリー中は真剣なのですが、ボールを誰かに拾ってもらう時には必ず「ありがとう」とはっきり言い、試合後も相手と笑顔で「ありがとう」と握手をしていました。卓球は精神的に大きく左右されるスポーツ、いわゆる自分との戦いなので、調子が悪い時などは腹を立てる選手が多い競技です。しかし今日その隣の人を見ていると、卓球を本当に楽しんでいるように見えました。そしてその相手も、卓球を楽しんでしていました。試合は、そのスポーツを楽しんでやっている選手とするのは、こちら側もとても楽しく嬉しい気持ちになります。しかしそれとは逆に、イライラしながらプレーをする人の相手をするのは、時に楽しさが半減してしまいます。実は私も、調子が悪い時やイライラする時などは、できる限り行動や表情には出さないでおこうと努力はするのですが、しかしそれが出てしまっていると思います。

 人間は豊かな感情を持つ動物ですから、喜怒哀楽を持つのは大変素晴らしいことだと思います。しかし自分の感情で人の感情を害することだけは避けたいですね。だから私は、これからずっと、ある程度感情を客観的に把握し、そしてそれが場の雰囲気を損ないかねないと考える場合は、できる限り感情をコントロールできるよう努めたいと思います。







 ちなみに、本日の賞品は、熟カレー(辛口)でした。登録費が1000円なので、前回に引き続き赤字です。

2009年1月7日水曜日

遅ればせながら、報告。

 あけましておめでとうございます。本年も私のつたないブログを御ひいきの程よろしくお願いします

 年末年始は全くブログを更新できずにいました。というのも様々なイベントがあったためです。各行事とも内容が濃いので、数回に分けて紹介させていただきます。

 今回はスキーについてです。12月23日~25日にかけて、友人のお父さんに、岐阜県へスキーに連れて行っていただきました。下の写真はそのお父さんが所有している別荘です。


プライバシー保護のため内部はお見せしませんが、外側内側ともとても素晴らしく、心の温もる造りになっていました。ここでは2人で2泊3日を過ごし、海鮮鍋、焼き肉を御馳走になりました。特に初めて食べた猪の肉のことはよく覚えています。普段利用するスーパーではなかなか猪を目にすることがないので食べたことがなかったのですが、これがなかなかの美味。コリコリとした歯応えがあり、猪の肉独特の香りが何とも言えない、そのものの味を引き立てます。食べたことのない方は一度試してみてください。有名なのはぼたん鍋ですが、焼き肉にしてもおいしくいただけます。

 そして人生初のスキーに挑戦しました。一日しかゲレンデには行けなかったのですが、その日は非常に天気が良く、ゲレンデの頂上からは白山が綺麗に見ることができました。そしてそのお父さんにマンツーマンで手とり足とり教えて頂いた結果、1日でリフトに10回乗るまでには上達しました。しかしスキーは難しいですね。靴を履いてするスポーツは多少は馴れるのが早いのですが、スキーは別物でした。いつものように自分の体をコントロールできず、余計な力が入り、次の日には待っていましたと言わんばかりの筋肉痛。しかし心地よい運動量と素晴らしい景色を楽しめるスキーは、想像していた以上に私を満足させてくれました。

 1日目は現地に到着後のんびり過ごし、2日目はスキーを思う存分楽しみ、そして3日目(最終日)は岐阜県の白川郷に連れていっていただきました。岐阜に向かう途中の車内でふと私の長年の目標が白川郷の合掌造りを見に行くことだと話すと、そのお父さんは、これから行く別荘が白川郷から車で1時間位だから、それなら帰る時にそこに寄ってみましょうとおっしゃってくださったのです。このhappy surpriseに私は初日から早くあさってにならないかなと待ち望んでいました。そして、ついにやってきました、白川郷!!!

 
この日はあいにくの雨でしたが、こんな山間の不便な場所に、よくこれだけ大きい集落を作ったものだなと関心せずにはいられない景色でした。
上のこの写真は、最も大きい合掌造りで、これはお寺です。合掌造りのお寺とは、洒落たことをしますね。2月から回る四国八十八か所の一つの札所が合掌造りのお寺だと、さぞ楽しみが増すだろうと思ってしまいました。

 白川郷は世界遺産に登録されてから急激に観光地化されたのですが、それでも時がゆっくりと流れ、気持ちがとても安らぎました。ここにはまた是非訪れたいです。

 皆さんは年末年始、どう過ごされましたか?

 末筆ではございますが、2009年は皆さんにとって、そして世界中の人々にとって平和と喜びに満ち溢れた年になることを願ってやみません。