2007年5月17日木曜日

1年ぶりの再会の晩餐


 

 5月9日の夜8時に大阪の伊丹空港に到着し、先日約1年ぶりに大学入学当時から仲の良い親友と会い、遊びに行きました。久し振りに彼が色んな面で頑張っている姿を見、「友達ってやっぱええな」と思いました。そして、その日、本当に嬉しいことがありました。僕が留学に行く前までは、彼の部屋はそれ程整理されてなく、食事もバイトが忙しいため、コンビニの弁当が当たり前の生活をしていました。しかし僕はその日彼の部屋に泊まり、料理などほとんどしなかった彼が夜12時半から晩御飯を僕のために作ってくれました。2つとも手の込んだ料理で、ご飯もわざわざ炊いてくれ、その晩飯は本当においしかったです。しかし2品も料理をしてくれたため、晩飯を食べ始めたのは深夜1時半でした。しかし、本当は疲れていて、夜遅くに料理をする気もそれ程無くてもおかしくない状態の中、嫌な顔一つせず料理をしてくれたその気持ちがすごく嬉しかったです。友達の事を本当に想える友達を持っている僕は幸せだなと思いました。


 下記にその2つの料理を紹介しておきます。本当においしいですよ!!!しかし、彼が作った2品には負けると思います☆



☆豚肉とれんこんのしょうゆ炒め☆

材料(2人分)
豚ロース薄切り肉  200g
れんこん  250~300g
万能ねぎ  3本
白いりごま  大さじ2
酢  大さじ1
下味用
 塩、こしょう  各少々
 酒  大さじ1
サラダ油  大さじ2
調味料
 酒、しょうゆ  各大さじ1半
 砂糖  大さじ半

1. ボールに酢と、水3カップを入れて混ぜ、酢水を作る。れんこんは水洗いをして皮をむき、縦半分に切って横に幅3mmに切る。酢水のボールに入れて3分ほどつけ、ざるに上げて水をきる。

2. 万能ねぎは水洗いをし、根元を5mmほど切り落とす。長さを半分に切って重ね、幅2~3mmに切る。

3. 豚肉は重ねたまま幅5cmに切り、手で1枚ずつほぐしながら「1」とは別のボールに入れる。下味用の材料を加え、よくからめる。

4. フライパンにサラダ油を強火で熱し、豚肉を入れて木べらでほぐしながら炒める。豚肉の色が変わったらレンコンを加え、炒め合わせる。

5. 全体に油が回ったら調味用の材料を入れ、混ぜながら1~2分いためる。汁気がほぼなくなったら火を止め、ごまをふる。大きく混ぜて器に盛り、万能ねぎを散らす。


☆チキンと野菜のケチャップ炒め☆

材料(2人分)
鶏もも肉  1枚(250g)
しめじ  1パック(100g)
ブロッコリー  小1株
下味用
 酒、しょうゆ  各大さじ1
 こしょう  少々
調味料
 トマトケチャップ  大さじ3
 酒  大さじ1
 タバスコ  少々
オリーブ油  大さじ2
塩  少々
小麦粉  適宜
こしょう(粗びき黒こしょう)  少々

1. しめじは堅い根元を1cmほど切り落とし、手で1本ずつにほぐす。

2. ブロッコリーは水洗いをし、茎の堅い部分を切り落とす。茎の部分は厚めに皮をむき、回しながら包丁を斜めに入れ、細長い乱切りにする。上部は茎に包丁を入れて小房に切り分け、縦半分に切る。

3. 鶏肉は皮の面を下にして、横長にまな板に置く。縦に深さ5mmほどの切り目を4~5本入れ、筋を切る。縦半分に切り、包丁を斜めに入れながら横に厚さ1cmに切ってボールに入れ、下味用の材料を加えてよくからめる。別のボールに調味用の材料を入れ、混ぜ合わせておく。

4. フライパンにオリーブ油大さじ1を中火で熱し、ブロッコリーを入れてさっと炒める。全体に油が回ったら塩をふり、水大さじ3を加えて煮立て、ふたをして1分ほど蒸し茹でにする。ふたを取ってざるに上げ、水気をきる。

5. 鶏肉の汁気をペーパータオルでさっと拭き取り、小麦粉を全体にまぶしつける。余分な小麦粉は、はたいて落とす。「4」のフライパンをペーパータオルで拭いて、オリーブ油大さじ1を中火で熱し、鶏肉を入れて2分ほど炒める。鶏肉の色が変わったらしめじを加え、1分ほど炒め合わせる。

6. しめじが少ししんなりとしたら強火にし、「4」のブロッコリーを戻してさっと炒める。

7. 全体に油が回ったら「3」の調味用の材料を加えて手早くからめる。火からおろして、器に盛り、こしょうをふる。



いただておくんなまし♪♪

2007年5月5日土曜日

食べてすぐ寝ると牛になる

 5月2日に留学1年目の授業の全日程が終了し、たった今一つの授業の最終課題を仕上げてしまいました。授業があった日々は、朝授業へ行き、昼1時に家に帰って昼食をとり、その後2時半から始まる授業に急いで行くというということが習慣でした。しかし授業が終わってからというもの、朝は基本的に7~8時の間に起き、ゆっくりメールのチェック等をし、12時には昼食をとります。そしてその後、スポーツ番組でいつもサッカーの試合を放送しているので、それをゆっくりと観ます。そうすると、毎日必ず、激しい睡魔に襲われます。「食べてすぐ寝ると牛になる」という諺を信じてる僕は(スペイン語で「牛」は"vaca"(バカ)というので、「食べてすぐ寝るとバカになる」とも勝手に思っています)、なんとかその睡魔に打ち勝とうと毎日努力をしています。しかし到底僕のような弱々しい気持ちが睡魔という名の悪魔に勝てるわけもなく、寝てしまいます。最近夜なかなか寝付けない僕は、たまに2時間半の昼寝をとってしまうこともあります。これは昼寝ではなく、睡眠の領域に達していると思いますが。そこで僕は目が覚めると、いつもこう思います。「あ~、また太っても~た。」「またあほなっても~た。」(これ以上あほになるのはほぼ不可能だと思いますが)しかしそこで、「本当に食べてすぐ寝ると太るのか。」「なぜ食べてすぐ寝ると太るのか。」と疑問にも思います。この疑問を持った人は少なくないのではないでしょうか。ということで、今回はこの疑問を解明してみました。

 まず始めに知っておかなければならないのは、食後眠くなるのはごく自然な体の反応だということです。食物にはグルコース(ブドウ糖)と呼ばれる糖分が含まれており、その糖分が脳細胞に作用することによって、人間を覚醒状態に保つために必要なオレキシンというたんぱく質の成分を妨害します。要するに、眠気が襲う原因は、覚醒作用が働かなくなるからなのです。しかしいくら自然な体の反応だとはいえ、その眠気に従い昼寝をとり、太ってしまったり、体に害を及ぼすのは避けたいという人が多いと思います。なぜ食後の睡眠は人の体を太らせてしまうのでしょうか。

 食後の睡眠はカロリーを蓄積させやくします。吸収された食べ物は体の中に残り、睡眠によって消費するエネルギー量が減少すれば、それだけ体にカロリーが残り、その結果度が過ぎれば肥満の原因となります。しかし、食後30分から1時間程度の睡眠では太る原因にはなりません。

 実は食後の睡眠は、健康と良い生活習慣に効果的なのです。学校や会社で昼食後、非常に眠く、勉強、仕事に差し支えがある経験をしたことはありませんか?僕は必ず5限目、6限目の授業は寝ていました。そして放課後の卓球(中学生時代)、サッカー(高校生時代)の部活の練習に備えていました。(これは言い訳です)しかし適度の昼寝は、眠気を軽減させ、その後の集中力と意識を高めてくれ、勉強、仕事が効率良くなります。そして、昼食後の昼寝は自律神経を整える働きがあるので、ストレス解消にもつながります。また眠気が軽減されると、行動が活発になり、エネルギーの消費量が増え、痩せやすい状態にもなります。スペインやメキシコ、中南米の国の多くは、多くの会社や店は、2~5時等毎日長い昼休みがあります。その間に1日の中で一番重たい食事をします。その後昼寝をしたり、家族や友人と会話を楽しんだりします。このような習慣は、日本人の感覚では「ぐーたら」と思われがちですが、実はこれは人生を楽しむ上では非常に大切な事のようです。

 皆さん、もし時間に余裕のある人は、少しの間昼寝をとってみてください。そして、より健康になり、人生も楽しみましょう!!


 




 僕は昼寝を2時間半もしてしまっているので、肥満にまっしぐらですね。

2007年5月3日木曜日

1年目終了


 関西外国語大学にはたくさんの留学プログラムがあり、昨年からメキシコ2ヵ年留学が始まりました。その第1期生として、僕ともう一人の友達が選ばれました。昨年の8月の始めから授業が始まり、本日、5月2日に1年目の授業が全て終わりました。この留学プログラムは1年目と2年目の大学が変わるので、今年通った大学ではもう授業を受けれないことになります。ここの大学はラテンアメリカ(カナダ、アメリカ以外のアメリカ大陸にある国々)の中で最大で一番優れている大学だと言われています。この大学はInstituto Tecnológico y de Estudios Superiores de Monterreyと言い、メキシコ人はTecやITESMと省略化し、非常に多くのメキシコ人に知られています。Nuevo León州Monterrey校(親キャンパス)をはじめ、メキシコの32州に対して、キャンパスは全国に34校あります。この大学は特に科学技術の研究が盛んで、中米、南米からも多くの学生が留学に来ます。

 僕はメキシコに教育学を勉強しに来たので、この大学は基本的に僕の目的には適してはいません。しかし僕が1年目にこの大学を選んだ理由は、留学生の数とその留学生のための授業の豊富さです。この大学は、400~500人、多いときでは600人近くの留学生を毎年受けいれています。もちろんスペイン語がほとんど分からない学生や、理系の学科には全く関係のないことを勉強している学生も来ます。よって、それらの学生にも満足させるための授業が多く、先生、授業内容の質も非常に高いのです。この大学ではもちろん自分のスペイン語の能力を伸ばす事も目的ですが、この大学で勉強したかった一番の理由は、これだけ多くの留学生を満足させる授業を展開する先生達は、どのような教授法で、どのようにスペイン語を外国人に分かり易く教えているのかというのを体験してみたかったからです。僕は将来中学校の英語教師を目指しているので、学生のうちに様々な言葉の教え方を見ておきたかったのです。ここの大学では前期と後期で授業が変わるのですが、両学期共スペイン語の授業はとりました。そして後期は、1つだけメキシコ人の学生のための授業を受講しました。その授業では、プロフェッショナルな場での表現の仕方を学び、メキシコ人により自分のキャリアに合ったスペイン語の表現方法を学ぶことができます。その授業では、メキシコ人がメキシコ人にスペイン語を教える方法を見つけることができました。

 他にも様々な授業を受講しました。

<前期>


  • Español Avanzado 1 (スペイン語の文法)

  • Cultura de México (メキシコの文化)

  • Historia de México (メキシコ史)

  • Cultura Mesoamericana (メソアメリカの歴史と文化)

  • fútbol soccer (サッカーの練習とトレーニング)

<後期>


  • Composición 3 (アカデミックな文章の書き方)

  • Estrategias de Negociación en México (メキシコでのビジネスの仕方)

  • Estrategias de Traducción (スペイン語⇔英語の翻訳)

  • Expresión Verbal en el Ámbito Profesional (プロフェッショナルな場での表現)

  • fútbol soccer 

 前期はまだメキシコの生活リズムや習慣が分からなかった上に、スペイン語での生活にも慣れていなかったので、何も考えず、授業の課題や友達、家族との会話を必死にしていました。しかし、とにかくメキシコの文化に適応しようとする姿勢や、歴史、文化などの授業によって、比較的早く生活に慣れることができました。そしてそこから、メキシコに住むためには、そしてメキシコでの留学を充実させるためには、メキシコ人の価値観で物事を考える事が大切だということが分かりました。(これは前回のブログの内容に関係します)


 後期は授業の内容が難しくなり、課題も非常に多くなりました。また本も合計2冊(1週間に1冊)読まされました。(後期の初めに電子辞書が壊れ、ペーパー辞書で単語等を調べました)後期での一番の収穫は、メキシコ人だけのクラスの授業の進め方と、外国人に対しての授業の進め方を比較できたことです。また、メキシコ人の授業に対する姿勢も見ることが出来ました。授業の進め方は、メキシコ人の授業はとにかくグループワークです。授業中でもグループワークが中心で、必ず毎回30分は2人か3人と組み、課題をこなします。日本の中学校では、それは不足していると思います。先生の話を聞くだけ、黒板に先生が書いたのを写すだけでは、先生が落語家並みの話す技術を持っていない限り、生徒は確実に自主性を無くし、退屈します。授業で生徒の自主性を養うことによって、家庭での自習(予習、復習)に繋がると思います。そしてメキシコ人の生徒は、とにかく発言します。授業の内容とは全く関係ないことでも発言します。時にはしゃべりすぎな生徒もいますが、基本的に先生も、たとえ生徒が授業の内容を反らすような発言をしたとしても、黙らすような事はほとんどしません。そこで黙らしてしまうと、授業中に発言することは悪いことだと生徒が考えてしまうからだと、その先生は言っていました。授業が参加しない授業は、授業ではないと僕は思います。生徒は授業に参加できなければ、何も学べません。そして、集中力も、話を聞いているだけでは決して持ちません。僕はその先生の意見を聞き、すぐに日本の生徒の授業中の態度を想像しました。日本では、授業中静かに先生の話を聞き、ノートをキレイな字でとる生徒が良いとされています。ノートをきれいにとる生徒はたくさんいます。しかしその生徒全員がテストで良い点数を取っているかと言えば、そうではないのが現状です。テストの点数だけでその生徒は判断してはなりませんが、授業の内容を学んだかどうかはテストの点数に反映されます。授業の内容に関係ない話をしていれば、生徒と先生の関係が「なぁなぁ」になってしまうと思う人もいるかもしれません。しかしそれは、その先生が生徒の「なぁなぁ」な態度を許しているだけなのです。メキシコの生徒は必ず先生を呼ぶ時は"Sñor@, Maestr@(英語でのMr., Ms. やProfessorにあたります)を必ず付けますし、英語は敬語はあまりありませんが、スペイン語では敬語があり、必ずその敬語を使います。日本の生徒は「○○○やんなぁ~、先生?」と良く言い、それを許してしまっている先生も多いですが、メキシコでは決してそのような言葉遣いは耳にしません。生徒が先生に対して常に敬語を使えば、彼らの多くは無意識の内に先生を敬うことになるでしょう。日本ではよく生徒同士で先生の話をする時には、先生の名前を呼び捨てで呼びますが、メキシコでは必ず「先生」、又は「~先生」と言います。


 メキシコ留学の1年目で学んだことはこれだけではありませんが、とりあえず今回のブログでは、教育関連でメキシコで学んだ事を書かせていただきました。

2007年5月2日水曜日

試練

 人生には数多くの試練がありますよね。そしてその試練とは、人によって種類や大きさが異なります。自分では試練と思う事でも、他の人にしてみれば何でもないということもあるかと思います。少し今までの人生の、「僕にとっての試練」を思い出してみます。

<保育園時代>

  • 近所の公園の鎖に足をひっかけ頭から地面に落ち、その後嘔吐をする。(頭を打って嘔吐をするのは、すごく危険な場合があります)
  • 保育園でキックボードを楽しんでいると、コンクリートの上ですべり、頭を打ち、血を流し、先生の車で近くの病院へ行く。そこで数針縫う。

<小学生時代>

  • 算数のドリルの宿題を何回も連続で忘れ、先生に会うのが怖くなる。
  • 友達と喧嘩をする。
  • 姉ちゃんと頻繁に喧嘩する。
  • ピアノの習い事で、全然練習せず、上達しないので、先生にいっつも怒られる。
  • 習字教室でずっと友達としゃべり、先生に怒られる。
  • 水泳の授業。
  • 朝のマラソン。
  • マラソン大会。
  • ドッジボールのチームで、毎週しごかれる。
  • 毎年2学期が始まる4日前から、夏休みの課題と読書感想文におわれる。
  • 学校全体に、好きな人がばれる。

<中学生時代>

  • だんじりの青年団で、酒を頑張って飲む。
  • 成績不振で、卓球部を1学期分休部させられる。
  • 初めて市の個人戦で、ベスト16で負ける。
  • 毎年2学期が始まる4日前から、夏休みの課題におわれる。
  • マラソン大会。
  • マラソンの練習。
  • 鯛が急に釣れなくなる。
  • 鯖が急に釣れなくなる。

<高校生時代>

  • サッカー部に入部し、周囲との差を実感する。
  • 毎日6時に起き、朝練へ行く。
  • 内転筋を痛め、内出血する。
  • 足首を痛める。
  • オスクッド病が悪化する。
  • とりあえず怪我が多く、満足に練習ができない。
  • マラソンの練習。
  • マラソン大会。
  • 高校最後の試合で、自分のミスで2失点し、チームが負ける。
  • 親戚の大好きなおばあちゃんが亡くなる。

<アメリカ留学時代>

  • 言いたい事が言えない。
  • 挨拶の仕方にとまどう。(友達一人一人によって、握手の仕方は様々なのです。)
  • サッカーを始めるが、すぐに太ももの筋肉が痛み、断念する。
  • 語学力が上達しない。それによりプレッシャーを感じる。
  • 愛犬ミクが死ぬ。

<外大生時代>

  • 大学の始めの授業で、クラスメートの多くがスペイン語を知っているのに焦る。(僕はholaすら知りませんでした)
  • 非常に鯛が釣れなくなる。
  • 親友が亡くなる。
  • 塾のバイトが始まり、毎日3時間睡眠の生活が1年続く。
  • 留学プログラムの選考試験(書類審査、筆記試験、面接(英語)、面接(日本語)、面接(日本語))
  • 塾の生徒の期末試験と、大学の自分の期末試験が重なる。
  • 塾に一度遅れる。
  • だんじりを引退する。

<メキシコ留学>

  • 語学力が上達しない。
  • 課題におわれ、自分のしたい勉強ができない。
  • サッカーの最後の試合で、チームメートが2人退場になる。
  • 前期の最後に終わらせた37枚のレポートを、メール機能の不都合で期限までに提出できず、結局受け取ってもらえなかった。
  • 親友とも別れ。
  • ペルー旅行が、航空会社の手違いにより、空港で行けないことがわかる。その一週間は家で過ごす。
  • 彼女と離れ離れになる。

 他にも今までにたくさんの試練があります。他人にしてみれば「鯛釣れへんから何やねん」と思われるかも知れません。しかし、鯛釣りは朝の3時半に家を出、5時半に出船し、陸に帰ってくるのは昼の12時です。そして料金も一人1万2000円です。現在は直也君特別料金にしていただいていますが、以前は高校生ながら1万円きちんと払っていました。眠たい目をこすり、冬は体感気温0度になる海の上でじっと魚を待ち、1万円払ってもぼうずのときもある。悲しくなりますよ。しかしまた行ってしまう。釣りバカですね。

 その他の僕が今上記に挙げた試練も、他の人が見れば「大したことあらへんやん」と思われるかもしれません。しかしそれは自分の価値観だけで相手を判断してることになります。他人を理解するには、他の価値観を知る事が必要で、自分が他の価値観で物事を考えることができるようになることが必要です。そしてそれを出来る人が、本当に「他人に優しい人」だと思います。

 試練は人を、精神的にも体力的にも成長させます。試練を乗り越えようが乗り越えまいが、かならず人はその試練に立ち向かうことで成長します。試練に立ち向かうことはしんどいです。その事以外は何も考えられず、自分に集中してしまいます。そして試練を乗り越えようとする時は、稀に他人に迷惑をかけることがあります。僕は他人に迷惑をかけるのが嫌いです。ですから、他人に迷惑をかけて目の前にある試練を乗り越えても、僕は自分が成長したとは思わないことにしています。まずはその試練に立ち向かう前に、乗り越えるためには何をし、何が必要か。そしてそれによって周囲に人にはどのような影響を与えるか。その影響を与えないで試練を乗り越えるためにはどのような方法が適切か。このような予定を立ててみます。そしてその通りに動けば、試練を乗り越えることができると思います。もし試練を乗り越えることが出来なくても、他人のことを考えることによって、人として優しい心を持つことができます。

 試練の周りにも試練はあります。その試練にもきちんと目を向け、目に見えない試練にも立ち向かっていけば、将来素晴らしい大人になれるのではないかと思います。