2008年3月29日土曜日

餃子


 餃子をなんとなく作ってみたくなり、作りました。レシピを紹介しておきます。

 具:

  豚肉(脂分の多いもの)
  ニラ
  キャベツ
  しいたけ
  玉ねぎ
  青ねぎ
  生姜
  にんにく
  醤油
  酒
  ごま油
  片栗粉

  <ポイント> 肉と野菜の比が3:7くらいになるようにしてください。野菜が多い方が、おいしくいただけます。

 皮:

  小麦粉400g
  熱湯 200g強 (その日の湿度により、多少水の量が変わりますので、少しずつ水を入れていってください。
  塩小さじ2
  砂糖小さじ2
  酒多さじ2

  <ポイント> 生地が耳たぶの固さになれば、ラップをして40分程寝かせてください。

  時間は多少かかりますが、しかし手順はそこまで難しくはありません。市販の皮で作ったことはないのですが、気持ち手作りの皮の方がもちもち感が楽しめるかもしれません。皮の厚さを自分の好みで調整できるのも手作りの利点ですね!!

2008年3月16日日曜日

統計の怖さ




 僕は一つ一つの悲しむべき事を大きく一つにまとめることが嫌いです。例えば、東京大震災では死者13,000人、負傷者170,000人、帰宅困難者6,5000,000人、全壊の建物850,000棟、避難者総数700万人、第一次世界大戦では戦闘員の戦死者は900万人、非戦闘員の死者は1,000万人、負傷者は2,200万人といったような数を統計に出し、被害の大きさや残酷さを表します。これは行政的利便のため、そして人が一目で今までの災害や過ちを再確認でき、もうこのようなことを繰り返してはならないと感じさすことができる意味を持っていると思います。しかし現在多くの人は、この「数」を見て、全てを即座に判断しているように思えてなりません。死者が多いから残虐、死者が少ないからニュースにする程でもない。僕は小学校の時に先生が、道徳の時間に行っていた言葉を今まで忘れたことはありません。それは、「人の命は一つ一つが大切なものであり、その命のために大勢の人が喜んだり悲しんだりする」というものです。


 確かに統計に出すことで、歴史的にもその事件を残しやすくなりますし、ある程度の理解力があればその奥も読めてきます。しかし最近のニュースでは、交通事故で死んだ人の数、そしてそれがどのような事故だったかを報道しておわりです。テレビ局は時間が限られいて、そのうちに出来るだけ多くの事を報道しようとするために情報が多少おろそかになってしまうのは仕方がないことかもしれません。しかし視聴者は、そのニュースの言葉や数字だけをそのまま受け取ってしまってはいけないと思います。例えば、その事故や事件で亡くなられた方のご親族の方々、友人の気持ちなどを少しでも考えてみることが、その人に対する少しばかりの供養になるのかなとも思います。人は皆平等です。自分と同じ人間が辛い目に合っているときは、最低その人の事を考えるというのが当たり前のような気がします。








 それでは、この文章の上にある表を見て、何かを感じとってください。




男女平均寿命の違いの謎


 先日ある人と話をしていて、ふと男女の平均年齢の違いの話になりました。なぜたいてい女性の方が男性よりも長生きをするのか。WHO(世界保健機関)の2007年11月4日付の調査では、男性の平均寿命は女性のものより1割短く、これは生物学的な理由によるものだとされています。しかしその理由は今だに明らかにはされていません。国別に見てみると、バングラディッシュ、パキスタン、クウェートといったイスラム国では男女の平均寿命の差が短く、貧困国でもその差は小さくなっています。それは医療へのアクセスが乏しいため、出産時の母体リスクの高さが原因だとされています。またウクライナ、リトアニア、ベラルーシの旧ソ連諸国では、男性の平均寿命が女性よりも1.5割から2割程短くなっています。これらの国は自殺率が非常に高く、特に男性の自殺が際立っているのが要因であるとされています。
 しかし、その他にも少し原因となりえる事柄を調べてみました。


  • 労働時間の差。男性の方が労働時間が多い国がほとんどで、例えば自動車の運転が長ければ、それだけ事故に遭う可能性も高くなります。

  • 危険の伴う作業に従事する機会が多い。

  • 社会的責任からストレスを抱え込むことが多くなり、それに関連した疾患にかかりやすい。

  • 人間の性染色体にはX,Yがあり、卵子はXのみ精子はXとYの2種類がある。女は2対の性染色体がXXで男はXYでありY染色体の方が病気などに弱く生命力もXに比べて弱いらしい。

 日本は世界で一番の長寿国であり、男性は78.4、女性は85.3です。


 ちなみに僕が今住んでいるメキシコは、世界の36位で、男性71.7、女性が77.0です。



 このことについてもっと知りたい人は、次のウェブサイトを訪ねてみてください。世界各国の平均寿命が表であらわされています。


http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1670.html

2008年2月29日金曜日

サッカーの試合

 昨日はサッカーの試合があったので、昼過ぎに授業が終わり、友達と少し早目の昼食を済ませ、試合時間の五時まで友達と一緒に宿題をしていました。そしてウォーミングアップのため試合開始30分前にはグラウンドに到着。誰もまだ来ていないみたいなので、一人でランニング、ストレッチ、そして軽くシュート練習をしていました。
(20分経過)
相手チームの選手が続々と集まりだしてくる。その時の時間、試合開始10分前。
ちなみに僕のチームメート、0。
(40分経過)
審判到着。試合予定時間から10分遅れ。
チームメート、未だに0。
(70分経過)
不戦敗。
僕は今メキシコにいるのです。

2008年2月28日木曜日

ブログの意味

 僕はアメリカに留学していた時、自分の留学中での気持ちや体験をずっと残すため、初めて一年間日記を書きました。そしてそれは今でも僕の大切な宝物の一つです。そしてメキシコ留学で、また日記をつけ始めました。一年目(Monterrey)はずっと日記を書いていたのですが、僕のルームメートであったアルゼンチン人の子がよく彼のブログを更新していたのを見て、「パソコンで日記書いたら早いよなぁ~」と思うようになり、彼も僕にブログを書くことを勧め、ブログを作ることを決心しました。
 僕のブログには、二つの意味があります。一つは、アメリカ留学同様、自分の経験や思ったこと、感じたことなどを書き残しておくことです。そして二つ目は、僕の知っている人、また知らない人に、僕が今メキシコで経験している事や感じる事、また僕が留学とは関係無しに気になったことなどを知ってもらい、そしてそれから何か少しでも考えてもらえたら嬉しいと思い、ブログを書き始めました。そして今までに、本当に様々な内容の日記を書いてきました。ブログを書き出すようになってから、ブログを書くネタを見つけるために、出来るだけ多くの事に目を光らせるようになり、それまで気がつかなかったようなことも見えてくるようになりました。それだけではなく、自分が分からない事はそれを調べ、ブログに書き、今後の自分の知識になるとともに、このブログを読んでくれる人の中でそれを知らなかった人は、このブログを読むだけで何かを学んでくれれたら、何か人の役に立ちたいとも思うようになりました。
 僕は以前、外国語学習のモチベーションについて書いたことがあります。僕は将来中学校(私立ではなく公立)の英語教師を目指しているので、どのようにすれば必修科目である英語を生徒に効率よく教えることができるかということを考えるようになり、自分を考えを紹介し、そして読者の皆さんにも問いかけました。(結局返事をしてくれたのは一名ですが。)
 そして最近、僕に日本のある大学のスペイン語の先生(アルゼンチン人)からメールが一通届きました。その先生は大学でスペイン語を教える傍ら、日本人のスペイン語学習のモチベーションを研究しているというのです。その先生は僕のその日記の内容と、僕の友達のその日記に対するコメントがすごく参考になったと、お礼をメールで送ってきてくれたのです。そしてその内容以外に、もっとフィードバックがあれば教えてほしいとおっしゃっていただきました。僕のブログの目標が達成された瞬間です。
 インターネットで何かを探し、それが見つかった時、そしてそれが誰かのブログの場合、普通はその著者にお礼はしないですよね。あ、見つかった、良かった、で終わりだと思います。しかしその先生は、真剣に僕のブログを読んでくれ、参考にし、お礼、そして質問までしてくれました。僕でも人の役(それも他人)にたてるのだと気付かさせてくれ、もっともっと人の役に立ちたいと思いました。


 未熟な著者が書く未熟なブログだとは思いますが、これからもどうぞ御ひいきの程よろしくお願いいたします。

2008年2月26日火曜日

人に何かをしてもらったら、その倍をお返しに。

 僕の家族は毎年香川の光蓮寺で年を越します。そこには僕の祖母のいとこ(玉子姉ちゃん)が住職をしています。玉子姉ちゃんは僕が生まれてからの事全てを知っていて、僕の3人目のおばあちゃんです。いつも僕と僕の姉に優しくしてくれ、1年に1回行くか行かないかの僕らのために、そのお寺に二段ベッドや自転車を買ってくれたり(僕らが小さい頃だったので、二段ベッドや自転車は最高のプレゼントでした)、おいしいものを御馳走してくれたり、とにかく僕の祖母達と全く引けを取らない位優しくしてくれます。

 玉子姉ちゃんの行動や考えにはいつも尊敬してやまないのですが、その中でも一つ、僕が本当に、何も考えずにこういう風になれたらいいのになと思うことがあります。それは、玉子姉ちゃんの「お礼」の仕方です。

 玉子姉ちゃんはお寺さんなので、お中元やお歳暮にはたくさんの人からたくさんの物をもらいます。そしてそのお返しに玉子姉ちゃんは、もし5000円の物をくれた人には1万円の物、1万円の物をくれた人には2万円の物を送ります。なので、いつでもお中元やお歳暮には、約50万円の出費となります。玉子姉ちゃんはいつでも「人に何かしてもらったら、それと同じ程度の物でお返ししてはだめ。それ以上の物を常にお返しして、感謝の気持ちを伝えないと。」と言います。相手の優しさや気持ちはお金では代えれないものと考えるが故なのだと思います。だから自分も出来るだけのお礼をして、自分の気持ちを相手に伝える。これってすばらしく人間味のある行動だと思いませんか?これは一見誰にでも出来ることではないように思えます。ある程度経済的に裕福でないと、こんなこと出来ないと思ってしまう人も沢山いると思います。しかし、僕はこれは金額の問題ではないと思うのです。

 例えば、近所の人から鯛を貰うとします。(今気づいた人もいるかもしれませんが、これは完全に釣り好きな僕の例です) そうすると、もらった人はその鯛を使って、何か料理をし、そして鯛をくれた人を夕食に招待します。これが「倍にしてお返しをする」ということだと思います。値段は、いつでも鯛の倍とはならないかもしれません。しかし、その人の気持ちは、鯛の値段の倍以上の価値があります。

 「ありがとう」という言葉は大切です。それは常に表現しなければなりません。ありがとうという一言は自分も相手も気持ち良くさせる力があるからです。しかし、ありがとう以上の物を表現できたとき、その人は本当の意味で恩を返したのだと思います。
 

日本と各国の違いから学べること (ペルー)

  • ペルーでは町中やビーチで非常に多くの子供を見かけました。

  メキシコやペルーでは、未だに男尊女卑が根強く残っています。なので社会での役割は、男性は家の外で仕事をし、金を稼ぎ、女性は家で家事と子供の世話が当たり前と多くの人々は思っているようです。去年の留学先の大学、モンテレー工科大学で僕の友達が履修していた授業の一つで、ある時先生が生徒に、家で料理、食器洗いや洗濯をする男性についてどういった印象を持っているか尋ねたことがあります。(生徒はその子以外ほぼ全員メキシコ人でした)女子学生は「そのような旦那さんが欲しい」と大賛成していたのですが、男子学生は「なんでそんなことせあなかんねん!それは女の仕事やろ!」とブーイングだったとのことです。

  一見男尊女卑は男女差別であり、あってはならないことのように思われます。僕も差別はこの世にあってはならないことだと思います。しかし、これを差別とは考えず、役割分担と考えてみましょう。より体力のある男性が社会へ出、家族のために給料を稼ぐ。一方子供の事を一番に分かる女性が家で、子供にきちんとした躾(しつけ)や健康面の管理をする。それを実行しているペルーやメキシコでは、子供の数が多い。(メキシコでは最近少子化が問題視されるようになってきていますが、その問題の危機性は日本に比べれば軽いものです) それに引き替え日本では、近年の経済成長、そして社会での男女差別撤廃の動きにより、女性が家庭よりも仕事を重視することが増えてきています。その結果子供を産まなくようになり、医療科学の発達も後押しし、少子高齢化が進んでいます。

  女性にも男性と同じ労働や他のものに関しても機会を与えることは重要であり、人権を考えればそれは当たり前のことなのです。しかし、仕事をし給料を稼ぐのを重要視しすぎ、自国の将来を考えない人は、自分を今まで育ててくれた自国を潰していることになるのです。