2007年4月25日水曜日

今日の昼ご飯 3

ぜ~~~~んぜんブログ更新してませんでした。前回のブログを読んで「あ、忙しかったんやな」って思って頂ければ幸いです。とりあえず、最後のプレゼン2つ、終わりました!!!(今日1つプレゼンをして、明日もう一つプレゼンします。)あとは、5月9日にテスト(ほぼ勉強の必要なし)と、10日までにメキシコの英雄Cuauhtémocの物語(スペイン語)を、英語に翻訳して提出すれば完全に終わりです。5月2日に授業は全て終了するので、それから翻訳を始めようかなと思っています。




 それでそれで、先週の日曜日の昼飯の話ですが、今回は時間も無いということで、簡単ポトフを作りました。忙しかったというのもそうなのですが、他にもこれを作った理由があります。お笑いの陣内 智則さんが会見で「紀香さんは料理が得意で、その中でもポトフがすごいおいしいです」とオノロケで話していたという記事を読み、「こんなん負けてられっか」と思い、ポトフにしました。そう、紀香さんには負けてられません。陣内、みとけよ。




 ということで、良ければこのレシピを参考に、何か工夫して作ってみてください☆本当に簡単なんですけど、おいしかったです。具をいっぱい入れるのがこつですね。いい出汁が出ます。(なので、今回は分量は表示しません。個々の好みに合わせて作ってみてください!)




☆肉団子入り野菜いっぱいポトフ☆




1. 玉ねぎ、人参、じゃがいも、マッシュルーム、レタス(キャベツの方がおいしいと思います)を適当な大きさに切る。




2. パン粉、卵、玉ねぎのみじん切り、塩、こしょうを入れ、ミートボールを作る。




3. 沸騰したお湯にミートボールを入れ、表面が白くなれば野菜+もやしと、ローリエ、コンソメを入れる。




4. ゆっくり煮込み、野菜が柔らかくなれば出来上がり。




5. 皿に盛り、パセリをふる。




6. おあがり☆



 これを作って思ったのですが、ポトフは本当に簡単です。白ワインなどを入れればもっとおいしくなると思うのですが、それでも簡単です。紀香さんは、ずぼらさんですか??

2007年4月18日水曜日

"Huskies"


 僕がいるInstituto Tecnológico y de Estudios Superiores de Monterrey "La Universidad de Tecnológico de Monterrey"(モンテレー工科大学)では、大学内で、様々なスポーツのリーグ戦が行われ、そのスポーツにはここの大学の生徒なら、卒業生でも参加できます。そして僕は、前期はサッカー、フットサル、テニス、卓球のリーグ戦に参加しました。卓球は優勝、テニスは準決勝敗退、フットサルは準々決勝敗退、サッカーはリーグ戦で負けました。どの競技でも、まずは予選リーグで総当たり戦を行い、その後上位チームによるプレーオフ(準々決勝、準決勝、決勝)が行われます。

 去年僕が所属したサッカーチーム(2部リーグ)は、サッカーの授業の生徒で構成されていましたが、今年はHuskiesという、数年前から続くチーム(1部リーグ)に誘われました。このチームは皆レベルが高く、後期はサッカーに専念するため、テニスと卓球の参加を断念した程です。このチームでフットサル(1部リーグの上)にも参加しました。

 今期はサッカー、フットサルとも12チームが参加し、予選リーグ11試合を戦いました。結果、サッカーは4位、フットサルは6位で予選を突破しました。そして、先週(4月11日)にサッカーの準々決勝、昨日(4月17日)にフットサルの準々決勝がありました。結果は、どちらも敗退となり、このチームと一緒にサッカーをすることはもう無くなってしまいました。もちろんチームメートとは今後も連絡を取っていくつもりですが、やはり僕の情が移ってしまったチームともうサッカーを出来なくなると思うと、とても寂しい気持ちになります。

 僕はHuskiesを通して様々な事を学びました。一番重要なことは、冷静になるということです。選手2人が退場になるときもありました。気温3度の中での試合もありました。その時も、選手同士で励ましあい、混乱している選手がいれば全員で彼を助け、見方のために自分を犠牲にする。自分がパスを受けなくても、味方が入り込めるスペースを作る動きをする。そして、絶対にしんどいとは思わない。サッカーをする以上は楽しむ。普通の生活でも活かせることばかりを学んだ気がします。だから、このチームから離れなければならないことは、非常に悲しい事なのです。

 しかし昨日で全ての試合が終わり、あと2週間で今期の授業が終わります。留学1年目が終わるということです。そして、学期末テストや、学期末のレポート、研究、たくさんしなければならないことがあります。唯一のメキシコ人のクラスでは、「日本の外国語教育の歴史と発展」のレポート(約1200字)とプレゼンテーション(約15分)、翻訳のクラスでは、メキシコの歴史の文章(約1200字)をスペイン語から英語に翻訳、ビジネスのクラスではグループで一つ企業をメキシコで立ち上げる過程をレポートとプレゼンテーションでまとめることが課題であり、僕のチームはラジオを立ち上げることになり、僕はメキシコの外国人がメキシコ内に投資をする際と、ラジオに関する法律を調べる担当になり・・・・・・・ほぼ全てあと5日で仕上げなければなりません。その他にも宿題が出たりします。悲惨です。でもなぜか凹まないんですよね。それはメキシコで勉強をしているから。自分が大学に入る前からの目標だった「メキシコ2ヵ年留学」を必死に努力し、自分の力で勝ち取ったチャンスだから。毎日睡眠時間3時間を耐えたから。何でも自分のためになると感じるから。忙しくなればなる程、元気が出てきます。この気持ち、やる気もメキシコに来ないと学べなかった事でしょう。人がする行動には、何か意味があるのです。ただしんどいだけではないのです。本当にしんどい時、自分はこれをすることによって、何を得られ、何を学べるのか。それを見つける能力があれば、何に対しても全力で取り組めるようになります。そしてその能力を、僕は過去の目標にいることで学ぶ事ができました。

 


 あと2週間、死ぬ気で頑張ります。




 でもやっぱり、法律は大嫌いです。こんなんしたないです。誰か助けてください。

2007年4月16日月曜日

今日の昼ご飯 2


 先週の日曜日は肉料理をしたので、今回は肉を使わずに何かをしようと考えていました。そしたら、パスタが思いついたので、今回はスモークサーモンとほうれん草の生クリームパスタを作ることにしました。そして、ほうれん草があるということで、アルゼンチン風トルティーヤも作ってみました。作り方を紹介しておきます。



☆スモークサーモンとほうれん草の生クリームパスタ☆



  1. ほうれん草(葉5枚)を洗って茎を切り、灰汁と取るために、根元を約10分水につける。そして、4~5センチに切っておく。


  2. みじん切りしたにんにくを、バターと一緒に、少し色が変わるまで炒める。


  3. にんにくに色が少しついたら、生クリーム(250g)入れ、煮詰める。


  4. 少しとろみが出てきたら、ほうれん草を入れる。ここで塩コショウを入れ、味を調える。


  5. とろとろに煮詰まったソースに、茹で上がったパスタとスモークサーモンを入れ、ソースとからませる。


  6. 器に盛る。僕は上からブラックペッパー(荒挽き)をふりました。


☆アルゼンチン風トルティーヤ☆




  1. 赤ピーマン、玉ねぎ(各一つずつ)をみじん切りにする。


  2. ほうれん草(葉15枚程)の茎をとり、3~5ミリ×20ミリ程に切る。


  3. 赤ピーマン、玉ねぎのみじん切りを、バターで炒める。


  4. 玉ねぎの色が変われば、ほうれん草を入れる。ここで、塩コショウを少々。


  5. ほうれん草がしんなりしたら、溶き卵5つ分(牛乳30cc程入れると、仕上がりがふんわりとなります)を入れる。


  6. 下がこびりつかなくなれば、ひっくり返す。


  7. 両面に良い焦げ目がつき、中まで火が通ればできあがり。


 両方とも簡単にできます。是非お試しあれ!

2007年4月15日日曜日

昨日の気温、38度。

 日本は桜も散り、本格的な春に入ったみたいですね。メキシコも今は春の真っ只中です。38度です。これはもはや日本の夏をもしのぐ暑さです。しかし、僕は毎日、サッカーの授業があるので、午後4時から1時間サッカーの練習をしています。この殺人的な気温の中でサッカーをしていたら、プレー中でも常に水のペットボトルを持っておきたくなります。

 以前から日本では、トレーニング方法について色々な改善がされていました。僕の母が”むか~~~しむかし”陸上部で活躍していた頃は(今の僕の母を知っている人は想像もつかないと思いますが、堺市の短距離の記録を塗り替えた人です。)うさぎ跳びを階段でやらされたり、水分補給もほとんど練習中はさせてもらえなかったらしいです。
 うさぎ跳びは、股関節、膝関節、腰関節に強い負担がかかり、体に与える有害性を指摘されたため、今はスクワットなどのトレーニングに代わってきています。
 水分補給の欠如は、脱水症状を引き起こし、熱中症、熱射病、日射病の原因となります。

 本題に入る前に、熱中症、熱射病、日射病の違いについて少し説明しておきます。熱中症は、高温多湿の状況で起こり、熱中症には4種類あります(熱失神、熱疲労、熱痙攣、熱射病)。

  • 熱失神: 直射日光の下で長時間行動しているような場合に起こります。症状は、突然意識が消失します。治療は、輸液と冷却療法を行ってください。
  • 熱疲労: 多量の発汗に水分、塩分補給が追いつかず脱水症状が起こります。症状は、皮膚は冷たいが、発汗が見られます。治療は、熱失神と同様、輸液と冷却療法を行ってください。
  • 熱痙攣: 大量の発汗後に水分だけ摂取し、塩分やミネラルが不足したときに起こります。痙攣と硬直が起こり、治療は食塩水の経口投与を行ってください。
  • 熱射病: 温熱中枢が障害され、体温調節機能が失われたときに起こります。症状は、高度の意識障害が生じ、体温も40度以上まで上がります。治療は、緊急入院ですみやかに冷却療法を行うことが必要です。また、軽い熱射病は、冬、よく暖房の効いた部屋で厚着をしている時にも起こります。この時は体の熱を十分に発散できず、体に熱がこもってしまっているので、冷えたタオルなどで体を拭いたり、風を送ったりすれば大丈夫です。

日射病は、炎天下で激しい運動や労働をした時に、大量に発汗し、体の水分が足りなくなってしまい、心臓へ戻ってくる血液が少なくなり心臓が空打ちする状態です。いわば、脱水症状です。治療は、涼しい所へ行き、水分補給をしてください。

 これらの病気の説明でも明らかなように、適度の水分補給は絶対に欠かせません。しかし、過度の水分補給は、水中毒の原因となるので、正しい水分補給の仕方を学ぶことが必要です。(水中毒とは、水分の過剰摂取により、血液中のナトリウムイオン(塩分)の濃度の低下で、軽度の疲労感、頭痛、嘔吐、痙攣、昏睡、ひどいときには、呼吸困難を起こし、死亡に至ることまであります。
 激しい運動をする時は、運動中だけでなく、運動前、運動後も適切な水分補給が必要です。運動30分前位に、200~250mlを、数回に分けて飲みます。運動中は、1回に1口~200mlを飲みます。運動後は、体重減少分を補える量を、何回かに分けて飲みます。温度は、5~15度に冷やしたものが望ましく、塩分濃度は0.1~0.2%、糖度は3~5%が最適です。喉が渇いたと思った時は、もうすでに脱水が始まっており、心拍数が上がり、運動のパフォーマンスも落ちてきます。喉が乾いた頃には、もう遅いのです。なので、強制的に自分で時間を分け、定期的な水分補給をするようにしてください。また、運動後一気に飲むと、それは血液の吸収に追いつかず、尿として排出されます。水分補給は、いつでも「ゆっくりと」が原則です。
 次に日常時の水分補給方法ですが、成人が1日に必要な水分は2000~2500mlで、そのうち飲料水として摂りいれるのは800~1300mlとされています。よく成人が必要な水分「2000~2500ml」だけに注目し、1日に1Lのペットボトルを2本飲もうとする人がいますが、それは水分の過剰摂取です。残りは、食事中時に、食物等に含まれる水や、体内での代謝水となります。
 摂取のタイミングは、寝起き、起床時、入浴前後です。特に人は寝ている間にかなりの汗をかくため、起床時の水分補給は重要となります。量は200mlが最適で、基本的には水かお茶が良いでしょう。お茶にはカテキンが含まれ、カテキンには心臓病や動脈硬化を防いだり、高血圧や糖尿病の予防、ダイエットや美肌効果、うがいの殺菌効果などがあります。ミネラルウォーターなら、不足しがちなミネラルが補えるため、これもまたお勧めです。

 最後にコーヒーと飲酒ですが、お酒、カフェインには脱水作用があります。特にお酒には、抗利尿ホルモンの抑制作用があり、尿の排出の回数が多くなります。お酒を飲むとトイレに頻繁に行きたくなるのはこのためです。コーヒー、お酒を飲む時には、いつも以上の水分補給を心がけてください。

 ちなみに、僕はメキシコに煎茶とほうじ茶の葉を持ってきています。そしてそれらの味やかおりは、日本の良さ、懐かしさを思い出させてくれます。そうしていると、1度に2Lものお茶を飲んでしまっています。これは仕方ありません。日本が好きなのですから。

2007年4月14日土曜日

讃岐うどん「門家」

 僕の親戚の中に、香川県さぬき市にある「光蓮寺」というお寺の住職をしている人がいます。そして僕の家族は、どんなに忙しい時であろうと、年末年始は家族4人(たまに姉が抜ける)でお邪魔します。
 堺市西区のスーパー銭湯「ユーバス」近くから阪神高速に乗り、環状線に入り、すぐに神戸方面へ。そして明石海峡大橋を「ここの鯛釣りしてみたいな」と思いながら渡り、大橋近くのハイウェイオアシスでソフトクリーム休憩。その後淡路島を突っ走り、鳴門大橋を「ここの鯛釣りおもろそうやな」と思いながら渡り、高松方面へ進みます。そして志度で高速を降り、右折。ずっと走るとボーリング場があり、そこを右折すると、田んぼの向こうに小山が見え、その上にお寺があります。いつも着くのは、30日のお昼頃。そのお昼は、親戚の住職さんがえっさ、ほいさと働いている脇で、住職さんよりも若い大人4人、こたつの中でじ~~~~~~~っとテレビを見たり、みかんを食べたり、昼寝をしたりしています。昼間のぐーたらが終わり、4時頃に行くところは、決まって「
門家」。僕が物心つく前から通っていた、さぬきうどんのお店です。そこで両親は「きつねうどん」、子供二人は「ざるうどん」、住職さんは「鍋焼きうどん」を、毎年決まって食べます。それ以外は誰も他のメニューを食べたことがありません。そして毎年、住職さんは僕に、鍋焼きうどんを半分以上分けてくれます。そうです。住職さん(83歳)には、鍋焼きうどんは多すぎるのです。それなのに毎回それを頼み、僕に半分以上分けてくれます。年々分けてくれる量が多くなり「あぁ~、玉子姉ちゃん(住職さん)も歳とったんやなぁ~」と思っています。

 さて、讃岐うどんについて説明をする前に、香川のうどん屋の基本を紹介しておきます。香川には、一般店・セルフサービス店・製麺所の3つがあります。一般店とは、注文をし、その品を待つといった、レストラン形式のお店です。香川のうどんのセルフサービス店では、時に、うどんを客に茹でさせる店もあります。そして製麺所では、その名の通り、製麺するのが第一の目的なのですが、その傍ら、シンプルなうどんを低価格で食べることができます。そして、製麺所のうどんは、他の店よりも麺の質が優れている所が多いようです。しかし、一般店やセルフサービス店のように、看板などを大きく掲げてはいないので、見つけるのも一苦労です。そして、香川の讃岐うどんの店に共通する点は、必ずおでん、おにぎり、稲荷寿司があることです。一般店でもそれらはセルフサービスで、それらをセルフサービスで選びに行き、食べ、うどんを待ちます。そしてその後、うどんを楽しみます。

 讃岐うどんには定義があります。







  • 香川県内で製造されたもの



  • 手打ち、または手打ち式のもの



  • 加水量(小麦粉重量に対し40%以上)



  • 食塩(小麦粉重量に対し3%以上)



  • 熟成時間(2時間以上)



  • ゆで時間(約15分で十分アルファー化されていること)






 香川のうどんは、江戸時代、元禄の頃にはもうすでに存在していました。香川は瀬戸内海式気候で降水量が少ないため、昔からうどんの原料である小麦の栽培が盛んでした。また、瀬戸内海沿岸でとれるイリコや塩、小豆島の醤油などがあり、うどん作りに適した地域であるといえます。現在も麺には香川産の小麦粉が使われていると思われがちだが、うどん職人の間では、より麺にこしが出、うどん用に開発されたオーストラリア産の「Australian Standard White」が好まれています。香川より乾燥したオーストラリアの方が、うどんにより適した小麦が育つのだそうです。




 そして、讃岐うどんのだしは、決まってイリコ出汁です。日本料理にはよく使われるイリコ出汁ですが、うどんのつゆとしては使われないことが多いです。なぜなら、イリコは濃厚な反面、臭みが強いからです。そしてうどんの薬味としては、七味唐辛子と生姜が一般的です。また、讃岐うどん屋には、テーブルにだしの素と醤油が置かれていることが多いです。これは、食べる前に、両方少しかけてから食べるのが一般的だからです。




 次に讃岐うどんの食べ方ですが、種類は様々です。







  • かけうどん: 温かいだしをかけて食べられます。具は、海老、ちくわ、イカげそ、たこの天ぷら、かき揚げ、揚げ餅、餅、甘辛く煮た油揚げや牛肉、天かす、じゃこ天、生卵・・・稀にコロッケを乗せる所もあります。



  • ざるうどん: 茹で上がったうどんを一度水で締めてから、ざるに移します。この食べ方が、うどんのこしを楽しむのに最適です。



  • 釜揚げ: 茹で上がったうどんを、水で締めずにだしに入れます。そうすることによって、麺がどくとくの食感とぬめりをもちます。これは、注文されてから茹で始めるので、調理に少し時間を有することがあります。そして、麺が伸びやすいので、速やかに食べてしまってください。



  • 湯だめ: 茹で上がった麺を一度水で締め、それを、熱い湯が入った器に入れます。見た目は釜揚げみたいですが、食感が全く違います。冬場、かけうどんを食べたい人にお勧めです。



  • ぶっかけ: つけ汁をぶっかけ、多くの場合は夏場に冷やして食べられます。



  • しっぽくうどん: 香川県東部(東讃)の伝統的な食べ方で、大根、人参、牛蒡などの野菜と、鳥などを甘く煮た出汁がつゆのベースになります。香りがきついため好き嫌いの差がはげしくなりますが、一回癖になるとやめられません。



  • 生醤油: 茹でて水で締めた麺に、少量の醤油をかけて食べる方法で、麺本来の味を楽しむことができます。薬味として、すだち、レモン、卵などが好まれます。



  • 釜玉(釜揚げ卵)うどん: 茹で上がった麺に生卵をかけ、少量の醤油かだし醤油をかけます。ぬめりの残る麺に、麺の熱さで半熟になった卵がからみ、何ともいえない食味となります。



 讃岐うどんには、多くのルールと、多くの食べ方があります。皆さんも、今後讃岐うどんを食べる際には、今までとは違った食べ方をしてみてください。そして、自分に一番合った種類を見つけてみてください。いや~~~、讃岐うどんって、ほんっっっとにいいもんですね。

2007年4月13日金曜日

ステレオタイプ (先入観)


 世界中どこにでもステレオタイプというものは存在します。確かに当てはまるものもありますが、ほとんどは当てはまらず、そのステレオタイプを完全に信じている外国人に対しては、その母国の人は、決して良い印象は持たないでしょう。もしあなたが、外国人にこう言われたら、どのように感じるでしょうか。

日本人はおたくである。
日本人はロリコンである。
日本人は必ず挨拶の時、合掌しお辞儀をする。
日本人は金儲けにしか興味がない。
日本人は誰でも寿司を作れる。
芸者は風俗である。
日本人は眼鏡をかけた吊り目に出っ歯で、首からカメラを下げている。
日本人男性は仕事中毒、男尊女卑、人種差別をする。
日本人女性は白人に弱く尻軽。
日本人は数学や物理など、頭を使う分野が得意。
日本は仏教国である。
日本人は空手、柔道、拳法などの達人である。

 これを言われ、気分を害さない日本人は非常に少ないでしょう。先入観は、国際的な場面だけでなく、以前のブログに紹介したように、男女間にも存在します。そして、先入観は人種差別にも繋がります。皆さん、出来る限り、自分の目で確かめ、自分の経験から人と接するようにしましょう。そして、架空の事実を忘れましょう。

 僕が今住んでいるメキシコ合衆国にも、海外からのステレオタイプがあります。上の絵は、典型的なメキシコ人をモチーフに描かれたものですが、このような人はほぼ存在しません。他にも、

メキシコ人は情熱的である。
メキシコ人は常に浮かれている。
メキシコ人は仕事をしない。
メキシコ人は常に大きい帽子をかぶっている。
メキシコ人はテキーラを飲んでいる。
メキシコ人は時間にルーズである。
メキシコの社会は腐敗している。

 すべての事が間違いというわけではありません。しかし、メキシコ人は本当に仕事熱心です。メキシコ人はお祭り以外は大きい帽子などかぶって街中を歩いていません。あんな大きい帽子をかぶった人が大勢いると、迷惑です。メキシコ人は、時間にルーズな人もいますが、すごく時間を大切にする人も多くいます。日本人でも、時間にルーズな人はたくさんいます。

 しかし、社会が腐敗しているのは確かです。例えば、飲酒運転をしていて、警察に見つかります。日本なら、25点減点で、即座に免許取り消し、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科されます。メキシコも飲酒運転は犯罪です。しかし、飲酒運転を見つけた警察に賄賂を渡すと、見逃してくれるケースが多くあります。2万円程渡せば、まず大丈夫と考えていいでしょう。政治でも、必ず賄賂があります。それは日本の政治でも同じですが、メキシコの場合は、賄賂が公に出ることが多く、賄賂の数も日本のものとは比べ物にならない位多く存在します。この社会の腐敗の原因の一つに、「賃金の安さ」があります。メキシコの1日の最低賃金は、現在600円程となっています。しかし、実際にはそれ以下しか貰っていない人もたくさんいます。メキシコの国民の12%しか税金を納めていず、国民の50~53%に当たる人が、貧民とされています。
 貧民の多くは、田舎に住んでいる事が多く、山岳地域に住んでいる人は、麻薬栽培に携わるケースも少なくありません。海外から麻薬組織が、アメリカに麻薬を売るためにメキシコへ入国し、北上します。メキシコの北部(アメリカとメキシコの国境付近)は山岳地帯が多く、メキシコ政府が目の届かない所がたくさんあり、そこにも多くの先住民が生活しています。その先住民の人達に、麻薬を栽培すれば、ある一定の給料をやると言い、無理やり麻薬栽培に携わせます。先住民の人達も、それが違法とは認識した上で、仕方なくその仕事を引き受けます。もしその仕事を拒絶した場合は、麻薬組織に殺させるからです。そして、この事実はメキシコ政府も、国民も知っています。しかし、それを公表すると、その公表した人も殺されます。その恐怖のため、誰もその問題に手をつけることはできないでいます。

 メキシコには、ピラミッド、アステカ文明、マヤ文明、山、海、コロニアルな街、食べ物・・・他の国にはない、素晴らしもの、神秘的なものがたくさんあります。しかし、国内の腐敗のため、それはまだ世界中に知られていないのが現状です。政府が国を改善するのは当たり前ですが、メキシコを知っている僕達外国人が、メキシコの良さを周りの人に伝えるだけでも、メキシコの状況は少しでも良い方向へ向かうだろうと僕は信じています。だから、このブログでは、時折メキシコの良いところを紹介しようと思っています。

 最後に、メキシコの最低賃金を紹介しましたので、世界の最低賃金もここで紹介しておきます。

日本(2005)              668円(1時間)
アメリカ(2005)            600円(1時間)
カナダ(2005)             624~834円(1時間)
イギリス(2005)    18~22歳 950円(1時間)
               23歳以上 1,177円(1時間)
フランス(2005)            1,284円(1時間)
中国(2005)     上海   9,747円(月給)
              北京    8,903円(月給)
タイ(2005)            654円(日給)
フィリピン(2005)           806円(日給)
ポルトガル(1997)          30,618円(月給)
インドネシア(1997)         1,387~3,062円(月給)

 

ご報告。

 今まではこのブログには、gmailに登録していない人以外はコメントを書くことができませんでした。しかし、設定を変更し、誰でもコメントを残せるようにしました。
 このブログは、僕なりの考えなども、真剣に書くようにしています。なので、皆さんの意見や感想等を、コメントを通して聞けると嬉しいです。

奥野 直也